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João Gilberto – LIVE IN TOKYO Special Blu-ray BOX、そしてジョアンの訃報

5月のGW明けに、ジョアン・ジルベルト、ライヴ・イン・トーキョーのブルーレイBOXが届いた。
曲間差し込まれるステージ側からの映像に、ジョアンの後ろ姿と一緒に拍手をしている自分と、家人の姿が写り込んでいた。
これまでは記憶の中だけだったものが、こういう形でエビデンスとして記録されジョアンからおもいがけずプレゼントをもらったような気持ちになって喜んでいたのも束の間、ジョアンの訃報が飛び込んできた。
いつか来ると思っていたが、思っていたよりも早かった。

ジョアン・ジルベルトは、2003年の初来日から2004年、2006年と3度来日していて、僕は3回とも東京国際フォーラムで聴いている。
このブルーレイは3度目の来日公演の11月8日と9日の東京国際フォーラムでの公演を納めたもの。
この時に僕は11月9日のミラクルシートという席をとっていて、ステージほぼ中央の3列目で聴くことができた。(当日のことはここに書いている。)
あれからもう13年・・。
月日の流れの速さを年々早く感じるようになった。

ここに納められた映像と音は、ジョアンからとても近いアングルで、しかもギターを弾いている右手と左手の手元のアップがとても多い。
ボサノヴァ・ギターの奏法についての資料的価値といったら、これ以上のものはないと思う。
それにしても、ジョアンの弾くDi Giorgio Tarrgaの音がいい。
ギターの年季の入りようといったらこれまた凄くて、ブリッジの辺りにクラックっぽいものが見えるし、ボディだって普段から磨いた入りしていないんだろうなといった感じ。
でも出音は中域から高音は乾いたカラッとした音で、親指で弾くベース音はドッ・・ドッ・・と太く心地よい。

弾きはじめから徐々にグルーヴしていくジョアンのバチーダ。
コードチェンジの速さと正確さは何度見てもすごい。
そして、この映像でわかるのは、ジョアンと日本の聴衆がとてもいい雰囲気、関係であること。とても幸せな時間だった。
Muito obrigado, e adeus, Joao!

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