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オーケストラ・ダヴァーイ 第3回演奏会

SH010093

2009年8月1日(土)18:30開演
文京シビックホール 大ホール

プロコフィエフ:
交響的協奏曲 ホ短調 作品125

ショスタコーヴィチ:
交響曲第8番ハ短調作品65

チェロ:丸山泰雄
管弦楽:オーケストラ・ダヴァーイ
指揮:森口真司

前回の演奏会のハチャトゥリアンとラフマニノフが素晴らしかったので今回もとても楽しみに出かけた。
このオーケストはロシア音楽好きが集まったロシアの音楽を熱く演奏する団体。
会場内のアナウンスもロシア人の方による日本語とロシア語の両方でするあたりロシアにこだわりをもっている感じで楽しい。

さて、演奏の方だが、今回もとっても素晴らしく力強い演奏でした。
市民オーケストラなのだが、ものすごく技術力が高いと素人ながら思った。
前回同様にオケの音にドキッとする瞬間がある。

プロコフィエフの交響的協奏曲は曲自体初めて聴いた。
プロコフィエフの現代的な部分と叙情的な部分とがバランスよく合わさった美しい曲でした。
プロコの作品ではピアノ協奏曲第2番が特に好きなのだけれど後期の作品でこんな美しい曲があるなんて新たにお気に入りリストに追加だな。
チェロの丸山泰雄さんが素晴らしかった。
アンコールでやったソロの曲、口から音を発しながら超絶的なテクニックで弾いたあの曲は誰のなんという曲なのだろう。

後半のショスタコの8番。
ミッチー&新日本フィル@日比谷公会堂以来2度目の実演。
ショスタコ怒りのスコアは見事に鳴り響いていた!と思う。
オーケストラ・ダヴァーイを聴いて思うことは、音量のデカさ。
相変わらず打楽器群は楽器をぶっ叩いていたし、金管もバリバリ鳴らしきっていた。
弦楽もブワンブワンいってました。
期待通りロシアオケしてました。

今回も招待状をプリントアウトして無料で聴かせていただきました。
どうもありがとうございました!

【追記】
調べてみたらチェロの丸山泰雄さんがアンコールで演奏していた曲がわかりました。
イタリア人の作曲家/チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリーマという人のラメンタチオという曲でした。ニコニコ動画にありましたので、貼付けました。(記事が削除されたようです。2009.08.20)
すごく興味がありますので、時間があるときにもう少し調べてみようと思います。

アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団 演奏会


11月22日(土)東京オペラシティ タケミツメモリアル

ハチャトゥリアン
バレエ音楽「ガイーヌ」アイシャの目覚めと踊り、レズギンカなど
チャイコフスキー
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35

リムスキー=コルサコフ
交響組曲『シェヘラザード」作品35
(アンコール)
ボロディン
歌劇「イーゴリ公」〜だったん人の踊り(後半のみ)

管弦楽:アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァイオリン:カトリーヌ・マヌーキアン
指揮:エドゥアルド・トプチャン

アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団、初来日!
もう何年も前になるが、奇才ロリス・チェクナヴォリアンが指揮するこのアルメニア・フィルによる「ガイーヌ」のCDを聴いた時のショックはすごかった。
自国アルメニアの作曲家ハチャトゥリアンを自信いっぱいに演奏していた。
中でも「レズギンカ」なんかこれ以上考えられないっていうくらいに熱く激しい演奏だった。
といってこういうことを書くのもなんだが、そのイメージで今回の公演に足を運んだ人はまるで別の団体なのではないか?と思うぐらいの違いにびっくりしたんじゃないだろうか・・。
何を隠そう僕自身そういう風に感じたわけですごく期待をしていたのでとっても残念でした。

演奏自体とても立派でしたし会場はとても盛り上がっていた。
周りのお客さんだってとても満足げでした。
僕が勝手にイメージをして変な期待をしてしまったのかもしれません。
やっぱりチェクナヴォリアンは奇才といわれるだけあって、そういう指揮者が振るとオケもそういう音になる!という典型的なかたちだったのでしょう。
それからトプチャンという指揮者の音楽の創り方がとても洗練された現代的なものなのだ、とも感じました。
あとパンフレットを見てびっくりしたのですがものすごく過密な公演スケジュール!
招聘先の光藍社という会社の公演はわりといつもそうですが17日間に15公演と2日しかお休みがないんですね。
本日の公演が14公演目。かなりお疲れなのでしょうね。

マヌーキアンのチャイコフスキーのコンチェルトは面白かったです。
ゆっくりめのテンポでじっくり歌い込んでいく感じ。
フレージングやテンポの揺らし方なんかが独特で今までに聴いたことのないタイプの演奏でした。
いつも気にしているホルンですが、ほとんどビブラートなし。
「シェヘラザード」の第3楽章の終わり辺りでのフレージングにちょっとだけなまり(アルメニアなまり?)のようなものを感じただけ。
あとは響かない「ジャリーン」という音がするシンバル、素敵でした。

そんな感じかな・・僕個人的には残念・・。

オーケストラ・ダヴァーイ 第2回演奏会

2008年7月27日(日)13:30開演
ティアラこうとう大ホール

ハチャトゥリアン
バレエ音楽「ガイーヌ」~ボリショイ劇場版からの抜粋

ラフマニノフ
交響曲第2番ホ短調作品27

管弦楽:オーケストラ・ダヴァーイ
指揮:森口真司

オーケストラ・ダヴァーイの演奏会に行ってきた。
このオーケストラはロシア好きの方々が集まって作ったオーケストラなのだそう。
プログラムもロシア圏の音楽だけを取り上げて演奏するとのこと。
僕のブラウザのお気に入りに入っているショスタコヴィッチのサイトで告知を見たのがきっかけなのだが「ガイーヌ」しかもボリショイ劇場板からたくさん抜粋ということで、これは聴きに行かなきゃ!ということで出かけた。

前半のハチャトゥリアンから超ハイテンションな演奏!
「ガイーヌ」といえば民族色豊かなメロディとリズムが満載。
特に打楽器が大活躍する音楽なのだが、ダヴァーイの打楽器群は凄かった!
やっぱり「レズギンカ」の話になってしまうのだが、スネアのリムショット、アクセントの付け方が素晴らしかった。冒頭部分ではティンパニも一緒に叩くという、演奏方法をしていた。
フェドセーエフ&モスクワ放送響以来の実演。感動した。
打楽器の音で弦楽、時には金管までかき消すこのバランス感覚はまさにロシアオケ!
ハチャトゥリアン独特の凶暴な劈くような和音やハチャメチャな感じ、あと不思議な形をした鐘の音もすごくハチャトゥリアンな感じでよかった。

後半のラフマニノフも堂々とした素晴らしい演奏だった。
こちらは、スヴェトラーノフ&ロシア国立響以来の実演(あんまり演奏会に行けてないので)
この曲はもこもこしたまるっこい感じの演奏が多いように感じるのだが、ダヴァーイは鳴らすところはきっちり鳴らすといった見通しの良い演奏だったと思う。
すごく好きなタイプの演奏だった。
僕のような素人がいうのもなんだが、演奏レベルが非常に高い団体だと思った。
しかも各パートの音に主張のようなものを感じる。
オケの音にはっとさせられる瞬間があるのだ。

すっかりオーケストラ・ダヴァーイのファンになってしまった感じ。
アンコールで再び「レズギンカ」。
最後の最後ということでオケの皆さんも全ての力を出し切るといった感じの凄まじい演奏。
前半の演奏よりも数倍のパワーを感じた。
このあたりもまさに「ロシアオケ」的ですごくいい。

次回のプログラムはショスタコの8番だそう。
楽しみだ。

オネゲル/交響曲第3番「典礼風」

フランス生まれのスイス人の作曲家アルチュール・オネゲル(1892-1955)の交響曲第3番「典礼風」。
今、この曲にハマっている。
きっかけは「Mravinsky in Moscow 1965」に収録されていたのを初めて聴いて。
いわゆる「現代音楽」的で調性もあいまいな感じの音楽なのだが、和音の積み方やリズムが特徴的で音楽の展開も早いのでぐいぐいと音の世界に引き込まれる。

第二次世界大戦の直後の1946年にスイスのヘルヴェチア教会のために書かれた曲。
第1楽章「怒りの日」、第2楽章「深き淵より叫ぶ」、第3楽章「我らに平和を与え給え」とカトリックの典礼文のタイトルが付けられている。
キリスト教のことは全く知識がないのでよくわからないが、オネゲルは
「私がこの交響曲の中で表現したかったのは近年我々を悩ませた野蛮性、愚かさ、苦しみ、機械化と官僚主義の流れの中に生きる現代人の姿である。」と言っている。
この曲を初めて聴いたときにチャールズ・チャップリンの映画「モダン・タイムス」のオヴァーチュアを思い出したのだが、映画のテーマは非常に近いんじゃないだろうか。
第1楽章「怒りの日」では 神の怒りに直面した男性の恐怖、第2楽章の「深き淵より叫ぶ」では神に見捨てられ悲嘆した男の瞑想、祈り、第3楽章「我らに平和を与え給え」では近代化の野蛮性と愚かさの高まり、犠牲者の反乱と解放、そして平和(=永眠)といった内容だろうか。

第1楽章では最初から異様な緊張感。
劈くような金管楽器の不協和音、それも何となくMid-centuryな近現代的な響きのする和音の積み方。
オネゲルならでは?の蒸気機関車の走るようなザクザクした弦楽部。
吠えるようなフラッターホルン。
音が完全に怒っている。まさに「怒りの日」だ。
続く第2楽章は美しく安らぎに満ちたアダージョ。
第3楽章は不気味なマーチで始まる。ホルンによる何が諦めたようなテーマが繰り返されながら徐々に高まっていく。
そして金管楽器の不協和音によるファンファーレが3度繰り返された後、静かな美しいアダージョに。
鳥のさえずりとともに天にでも昇っていくかのように静かに終わる。。
全3楽章、約30分弱の曲だがどの楽章も飽きるところがない。
ドラマチックなというと何か安っぽい感じがするが音楽の展開の仕方や音響的にもとても面白い。

ムラヴィンスキーの演奏がすごい。
恐ろしいほどの緊張感漂うライヴ録音だ。
ライヴとは思えないほどのレニングラード・フィルの緻密なアンサンブルにも驚く。
ガリガリと弾き込む分厚い弦楽がすごい。
これでもかとバリバリ割りまくって吹くブラスは 、まさにロシアン・ブラス炸裂なのだがこの曲にはとても合っている。ロシアン・ビブラートも悪くない。

演奏会で演奏される機会は少ないのだろうか・・?
今、こんな時代だからこそ、もっと演奏されるべき楽曲なのではないだろうか・・?
是非一度、ライヴを聴いてみたい曲だ。

井上道義/ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト~千秋楽

12月9日(日)15時開演
日比谷公会堂

ショスタコーヴィチ:
交響曲第8番ハ短調作品65
交響曲第15番イ長調作品141

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:井上道義

先週に引き続き、日比谷公会堂ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトへ。
本日はいよいよ最終日。
といっても僕は全8日のうち聴けたのは3日だけだったが・・。
赤字だからカンパをお願いといいつつも、全席3000円でこれだけのコンサートをやるってすごい。
こういう形で素晴らしい音楽を聴かせてもらえるのは、僕のような貧乏人にはすごくありがたいことだ。
普段のクラシック音楽もこれぐらいの価格で聴くことができたら、もっと気軽に楽しめるものになるのにね。

今日はゲストにまたすごい人が来ていた。
黒柳徹子さんだ。パンフレットを見るとショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト実行委員会の委員長になっている。いろいろ日比谷公会堂にまつわる面白いお話を聞かせていただけた。

今日の演奏も素晴らしかった。
正直いって僕は、ショスタコーヴィチの交響曲を全て聴き込んでいるわけではないので細々としたことは言えないのだが、それでも音楽の中にあるとてつもないパワーを感じることはできた。
CDやレコードでは感じることのできない実演ならではの音の波動を。
クラシックのコンサートで鳥肌がたったのは久しぶり。
それから今日は久しぶりにホルンのビブラートを聴くことができました!
オケは新日本フィル、日本のオーケストラですが、こまやかな美しいビブラート!
ブラヴォーでした。

この日比谷公会堂ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトですっかり指揮者井上道義さんのファンになりました。
今のこの世知辛い世の中でも、こうして3000円でコンサートを実現できるんだ!という熱い気持ちが伝わってくるし、ついでに忘れられたこの昭和の遺産と もいうべき日比谷公会堂を再評価しちゃえ!ってのもすごいし、そして本題であるショスタコーヴィチの音楽を小難しいことは抜きに生で肌で感じよう!という こと、全てがリンクしあって成功していた。すごい!!

日比谷公会堂がこんなに素晴らしいホールだということも教えてもらえたし。
サントリーホールの安い席より全然聴きやすいし演奏者がよく見えるし楽しめる。
指揮者の井上さんもいっていたけど2階席にすわると特にいいみたい。
この会場でもっと多くコンサートが開催されることを望みたい。

井上道義/ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト

12月1日(土)17時開演
日比谷公会堂

ショスタコーヴィチ:
交響曲第4番ハ短調作品43

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:井上道義

ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトを聴くために日比谷公会堂へ再び。
先月12日の10番、13番をロシアのサンクトペテルブルグ交響楽団の素晴らしい演奏で聴くことができた。
今日は第4番のシンフォニーでオケは東京フィル、日本のオーケストラ。
この第4番の交響曲は一度生で聴いてみたかった。
すごい過激な音がする曲だから。指揮者の井上道義さんも「ヘヴィメタ・シンフォニー」と呼んでいた。

で、今日は会場にすごいゲストが来ていた。
ロックンローラー内田裕也氏だ。演奏前にステージで内田裕也氏と井上道義氏のトークが。
何故、内田裕也氏がゲストかというと、
今日のプログラムがヘヴィメタル(=ロック)的なシンフォニーだからということ、そして内田裕也氏は60年代に日比谷野外音楽堂で10円、100円コンサートをやったから。
そうそう、井上道義氏によるこの日比谷公会堂でのプロジェクトは全てのプログラムが3000円なのだ。
だから毎回井上氏がステージに出てきて、採算がとれないからカンパをよろしくと言うのだ。

当日の話で内田裕也氏が言っていたこと。
「ロックは反体制的なもの、ショスタコーヴィチは聴いたことがないけれども旧ソビエト時代にスターリンの弾圧に反発し続けて作品を残した人物。音楽や芸術はそういうところからいいものがうまれてくる。マインドは一緒だ」というようなことを話していた。
なるほどなと思った。
僕が昨年辺りからショスタコーヴィチをよく聴くようになったのは単に生誕何周年とかといったことだけではなく、心の奥底にある反発心のようなものがショスタコーヴィチの音楽に共感を示しているのかなと思った。
歳をとったから特に感じるのかもしれないが、最近明るいニュースもないし、決していい時代ではないよな、と感じることが多いし。
こういう今の時代だからこそ聴かれるべき音楽なのかなと、ちょっと思った。

で演奏会はというと、すごくよかった。ありきたりな感想だけど。
でもやっぱり日本のオーケストラは音がぬるい。でもそれなりにすごい音出てた。
特に打楽器は頑張っていたな。
この間のサンクトペテルブルク交響楽団と比べては悪いが、機能性は高くても底力みたいなものがない。あと真面目なんですね、きっと。優等生的な演奏をする。

でも来週も行く。
このプロジェクトは本当に素晴らしいと思う。
昭和の香りのする日比谷公会堂もいいし、この季節、日比谷公園を散歩するのもなかなかいい。

井上道義/ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト

11月11日(日)15時開演
日比谷公会堂

ショスタコーヴィチ:
交響曲第10番ホ短調作品93
交響曲第13番変ロ短調作品113

バス:セルゲイ・アレクサーシキン
合唱:東京オペラシンガース
管弦楽:サンクトペテルブルク・アカデミー交響楽団
指揮:井上道義

久々に更新。
すっかり忘れていた、この「井上道義/ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト」。
土曜の夜に急に気になって調べたら、明日の日曜がサンクトペテルブルクのオケのプログラム最終日。
その日の夜、会社の人の結婚式の披露宴の予定が入っていたが、何とか間に合うだろうということで当日券を購入、聴くことができた。セーフ・・。

会場は日比谷公会堂。初めて足を運んだが古くて趣のある建物。
このホールは戦前に建てられ、ショスタコーヴィチの日本初演の多くをこのホールでやっている。
内部は思ったよりも狭く、今回の2F席からでもオケが間近だ(上の写真)。
面白いのがステージの両サイドの大道具の搬入口だろうか、シャッターがむき出しになっているところ。
それから普段は暗幕でも垂れ下がっているのだろうか、ステージ天井裏へ続く階段が少し見えていたりなんともショスタコ的アングラな感じが良い。
指揮者の井上道義さんのサイトで書かれていたが、2F席の方が直接的ないい音がするとのこと。
実際、残響はほぼゼロながらとても楽しむことができた。

で、今日のオケ、サンクトペテルブルク・アカデミー交響楽団。
1昨年前の暮れにチャイコフスキーのバレエ曲をドミトリエフの指揮で聴いた。
その日雪で楽器の運搬が送れるというトラブルでほぼリハーサルなしという状況での演奏を聴いたのだが、このオケのレベルの高さには驚かされた。
今回も素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
1週間で8曲の交響曲を演奏するというかなり強引なプログラムだが、しっかりとした力強いショスタコだった。

前にも思ったのだが、このオケは弦がすごい。
ザラッとした渋い音がする。特にチェロとコントラバスは重量級でものすごい音がする。
いつも気になるホルンだが、今回はほぼノンヴィブラート。
だがほのぐらいややささくれ気味のバリバリした音は健在。
間違いなくロシアのオケであった。
13番「バビ・ヤール」のバリトンのセルゲイ・アレクサーシキンも素晴らしかった。
日比谷公会堂のようなこんなに狭い残響ゼロのホールで聴けるショスタコは貴重だ。

カルロス・リラ 来日舞台挨拶~映画"This is BOSSA NOVA"

映画”This is BOSSA NOVA”8月4日(土)渋谷Q-AXシネマ

中原仁さんのサイトのフィードをチェックしていたら、ボサノヴァ創生期にジョアン・ジルベルトやジョビンらと活動をしていたカルロス・リラとホベルト・メネスカルが映画”This is BOSSA NOVA”のプロモーションで来日中と記事があった。

これはと思い上映館のサイトを見ると8/4にカルロス・リラ氏の舞台挨拶があり、そして「演奏予定あり」と記述が!
当日の朝、歌が聴ける可能性があるということもあって、あわてて劇場にtel。
まだチケットがあるということで舞台挨拶のある夕方の上映に足をはこんだ。

劇場内は立ち見が出る程の満員。
司会の方の紹介で、カルロス・リラ氏が登場。
青いシャツにグレーのジーンズととてもラフなスタイル。
71歳とは思えないぐらいスッとしていてわかわかしい。
“Voce E Eu” “Coisa Mais Linda”の2曲を歌ってくださいました。
あたりまえだけど、すごくよかった。

映画はカルロス・リラとホベルト・メネスカルによってボサノヴァ創生期を振り返るドキュメンタリー。
ジョアン・ドナート、ジョニー・アルフ、ジョイスなども出演。ジョビン、ジョアン、ヴィニシウス、アストラッドなどの貴重な映像なども見られた。
映画の構成とかはまあ置いといて、充分楽しめる内容だった。

映画の中で「ジャズはボサノヴァでもなんでも飲み込むけど、ボサノヴァは直接ジャズの影響を受けたわけではではない。フランスのラヴェルとかドビュッシーの影響が強い」と語られていたのが印象的だった。
それから息子のパウロ・ジョビン氏が「父はラフマニノフが好きで第2協奏曲を自分なりの弾き方でよく弾いていた。」と語っていた点も。

ブラジルの大作曲家、ヴィラ=ロボスもアントニオ・カルロス・ジョビンもフランスのラヴェルやドビュッシーの和声に強い影響を受けているのは聞いたことがあった。
ジョビンがラフマニノフを何度も弾いていたというのは、初めて知ったがすごく納得がいった。

ロシア=フランス=ブラジルは音楽の琴線で繋がっている!

ドミトリー・リス(指揮)ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007
~民族のハーモニー~
5月2日(水)東京国際フォーラム ホール C

ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調作品27
ドミトリー・リス(指揮)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

今年で3度目の開催となる音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへ出かけた。
この音楽祭は初めて。過去2度の音楽祭はそれぞれモーツァルト、ベードーヴェンと作曲家をテーマに開催していたためあまり興味が持てなかった。
今年はテーマが ~民族のハーモニー~ということでいろんな作曲家の作品を世界のオーケストラ、アーティストが演奏する。
公演プログラムもロシア、フランス、スペイン、北欧などの作曲家の作品など、音楽祭が行われる5日間にまとめて聴くことができる。
その中で、僕は本日のラフマニノフの「交響曲第2番」、少し間をおいて5日のラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」、6日のフォーレの「レクイエム」、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」の4公演のチケットを購入。
1公演あたりチケット料金も2000円程でお手軽だ。

で、本日のラフマニノフ、交響曲第2番。
ドミトリー・リス&ウラル・フィルというのは、ここ最近メジャー・レーベルからCDを発売しておりよく目にするようになったコンビ。
ウラル・フィルというのはロシアのウラル山脈の麓の街、エカテリンブルクという工業都市のオケだという。
いわゆる「ロシアの地方オケ」という意味ではどんな音がするのかとても興味があった。

演奏はとてもすばらしく、うまいオーケストラだった。
「地方オケ」なんて言い方がとても失礼な感じがするほど。
指揮者のリスも第1楽章から早めのテンポで小気味よく聴かせていく感じ。
とても見通しの良い、わかりやすいラフ2でした。
第3楽章のホルンのややほの暗い音色と木管セクションの音色がうまくブレンドされるあたりが特に素晴らしかった。
オーケストラ全体の音色としては特徴はない感じ。毎度ロシアオケに期待する金管セクションのビブラートもほぼゼロ。
何の情報もなしに聴いたらロシアのオーケストラだとは思わないかもしれない。それぐらい洗練された音色のする団体でした。
個人的には、もっとやんちゃな感じのするロシアオケを期待していたかも。
ちょっと1杯ひかっけて来ちゃいましたって感じの赤ら顔したでっぷりしたおっさんがトランペットかかえて出てくる、みたいな(笑)

それから国際フォーラムって何度か他のライヴで聴きに来てはいるけどクラシックはすこし厳しいかもしれません。
ホール Cでも響かない。結構デッドでドライな感じの音色。

アーノルド・カーツのラフマニノフ

ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調作品27

アーノルド・カーツ(指揮)
ノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団

ラフマニノフの交響曲第2番はこないだスヴェトラーノフで書いたばかりだが素晴らしいCDがあったので再び。

ロシア・シベリアの都市ノヴォシビルスクのオーケストラ、ノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団のラフマニノフ。
新譜で何故こんな地方都市のオケのCDが出ているのだろうと不思議に思いつつもとても気になっていた。
指揮者のアーノルド・カーツ氏は50年にもわたってこのオーケストラの音楽監督を務めている超ベテラン。
このコンビのCDはタネーエフの交響曲第4番を1枚だけ所有していて、とても力強い素晴らしい演奏をしていたのでとても期待して購入。

演奏はロシアのオーケストラらしい渋みのある音でありながらも非常に丁寧に歌うような音楽が展開されている。
スヴェトラーノフのラフマニノフとは一味も二味も違う演奏。
のっぺりとした、それでいて味のあるトランペット、くぐもったほの暗い音色にヴィブラートのかかったホルン、柔らかに歌う木管群、そしてシベリアの曇り空(見たことはないが想像)をおもわせる弦楽。
これは2005年の録音なのだが、まだロシアらしい音を持ったこんなにすごいオーケストラがあるということに嬉しくなった。
録音も素晴らしく(再生機器を持っていないのだがSACD)各楽器の音色がきちっととらえられている。
こんなに細部のパートがはっきり聴こえるラフマニノフの交響曲第2番は初めて。
例えば第1楽章後半の盛り上がり部分のティンパニとシンバル・大太鼓の打ち込み部分のリズムなど、こうなっていたんだと、新たな発見も多い。
同時収録のボヘミア奇想曲ではさらにこのオーケストラの持ち味であるロシアらしいサウンドが炸裂する名演!

だがしかし。
いろいろ検索をしていたら、指揮者のアーノルド・カーツ氏は今年の1月22日に亡くなっていることがわかった。
こんな名演に出会えて、ここのところ嬉しくて毎日聴いていただけにとてもショックだ。
アーノルド・カーツ氏なき後も、この素朴でありながらもロシアの大地を思わせる味わい深いサウンドが、このオーケストラからいつまでもなくならないことを祈りたい。

フェドセーエフのボロディン

アレクサンドル・ボロディン
歌劇「イーゴリ公」序曲、だったん人(ポロヴェッツ人)の踊り
交響詩「中央アジアの高原にて」
交響曲第2番ロ短調

ウラジミール・フェドセーエフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団(1991年録音)

アレクサンドル・ボロディン(1833-1877)。
「ロシア5人組」の中の一人でムソルグスキーやリムスキー=コルサコフらと同様に民族色の濃い作品を残した作曲家。
代表作は「だったん人の踊り」だと思うが、この楽曲中のメロディは映画やCMやポップミュージックの世界でも頻繁に使用され、今でもいろんなところで耳にする。
いまだに世界中の人々に愛され続けるのは、メロディの美しさと特有のエキゾチズム、そして和声の表現方法の幅の広さが自然と人々の「心の琴線」を、ビシバシと刺激しているんじゃないかと思う。

そして交響曲第2番も美しいメロディが詰まった超名曲である。
CDの録音もわりと多い。スヴェトラーノフ、コンドラシン、チェクナヴォリアン、ゲルギエフなど。
でも、ありそうでなかなかないのが、本場ロシアオケによるこのフェドセーエフのようなタイプの演奏。

前置きが長くなったが、このCDを購入するきっかけになったのが、ラスベート交響楽団というアマチュア・オーケストラのサイト内(別館)に「ロシア音楽喫茶」 というページである。
ロシアのクラシック音楽やオーケストラのなど非常にわかりやすく紹介していて、いつもいろいろ参考にさせていただいているページだ。
ここでフェドセーエフ&モスクワ放送交響楽団のボロディンの交響曲第2番の比較的新しいCDがあることを知った。
しかも「恐ろしくローカル色が強く方言のきつい演奏」「弦や木管のベタベタなアーティキュレーション、不自然なまでにアンバランスなティンパニの轟音、雄 叫びをあげるトロンボーン、ヴィブラートをかけて歌い上げるホルン・・・と、土臭さ満載」と紹介されている。(文章表現が素晴らしい!)

これは是非聴かなくてはと思っていて、先日HMVのサイトで見つけて注文。
しばらく品切れのようだったが1ヶ月してようやく入荷したらしく昨日届いた。
それで早速聴いてみた感想は、こういうのを聴きたかったんだよ!って思える「ロシア音楽喫茶」 さんとこの紹介通りの演奏で大満足。
つい先日に聴いた2つのロシア・オケにちょっと物足りなさを感じたこともあってか、ものすごく興奮してしまった。

今年の5月、このオケを生で聴いた時、ラフマニノフ、そしてチャイコフスキーでしっかりとロシアの音を出していた。
やっぱりフェドセーエフ&モスクワ放送響(チャイコフスキー交響楽団)がロシア臭さを今に残す数少ないオーケストラなのだろうか。
でも60年代70年代の録音に比べたら確実にロシアンテイストは薄くなってきている。
が、フェドセーエフ&チャイコフスキー交響楽団にはそのままの演奏スタイルを守り抜いて欲しい!

ドミトリイ・ショスタコーヴィチ


昨日の日曜日は住んでいるマンションの草刈りがあるので、早起きをしたのだが雨天の為、中止。
時間ができたので時間があるときにしか聴けない音楽を聴いてやろうとヘッドホンをかぶる。

先日足を運んだチャイコフスキー交響楽団の演奏会がすばらしく、その後勢いで購入したサンクトペテルブルク・フィルの11月公演のチケット。
その演奏曲目はショスタコーヴィチの交響曲第13番「バビ・ヤール」とヴァイオリン協奏曲第1番。絶対的に予習が必要な演奏曲目。
今日は時間があるしショスタコーヴィチでも聴いてやろうかと。

僕がいままでに聴いたことがある、もしくはよく聴くショスタコーヴィチの作品は交響曲第1番、第5番「革命」、第7番「レニングラード」、祝典序曲ぐらい。
交響曲全集は所有しているが、ほとんど聴けていない。
何故かといえば、まずショスタコーヴィチの交響曲は大作が多く長く、時間がないと聴けないから。
それからこれが主な理由だが、テーマが重く音楽が非常に厳しい。軽い気持ちで聴こうとは思えない。
したがって集中力が必要、なのである。

じゃあ、なんでそんな音楽わざわざ聴くんだよ、と言われそうだがショスタコーヴィチの音楽はオーケストレーションがカッコいい、規模も大きくドカーン、ガ シャーンという打楽器群も魅力を感じる、叙情楽章の凍てつく大地を思わせる、悲劇的な感じも他の作曲家では聴くことのできないものだ。
僕にとってはすごく気になる音楽なのだ。

ただし、ショスタコーヴィチの音楽の場合、純音楽(メロディや和声だけを楽しむ)として聴くのはかなり難しいかなと思う。
作曲された背景、歴史的な事柄など勉強が必要と思われる。(僕が一番音楽に求めない部分なのだが。)
でも、そこを少しでも知ることにより、そのドカーン、ガシャーンが単なる爆音ではなく、意味を成して音楽と一体となって迫ってくるのかもしれない。

ホームページを検索してみると、素晴らしいサイトがたくさん出てくる!
参考にさせていただきながら研究していこう。

雪の日の1時限目とラフマニノフ

今日の東京は今シーズン初めての雪。
窓の外を雪が降っているのを見ると、学生時代に一人暮らしをしていた札幌のアパートを思い出す。それとこのCDラフマニノフのピアノ協奏曲第1番。

この頃の僕はバンド活動に夢中で、元々好きだったクラシックはほとんど聴かない時期だったがこのラフマニノフのCDだけは何故かよく聴いた。
「今日の1時限目、休んじゃえ」なんて部屋でコタツにもぐりこんで、あったかいコーヒーを入れて、このCDをよくかけてた。

この間書いた、第2番と第3番の協奏曲がわりと有名だけど、第1番も名曲。
ラフマニノフらしい美しいメロディ満載。
ああ、なつかしい。
Rachmaninov: The Four Piano Concertos
ウラディミール・アシュケナージ(pf)
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
コンセルトヘボウ管弦楽団


Rachmaninov: Piano Concertos Nos. 1 & 2
クリスティアン・ツィマーマン(pf)
小沢征爾(指揮)
ボストン交響楽団

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18

タマーシュ・バーシャリ(pf)
ユーリー・アーロノヴィチ(指揮)
ロンドン交響楽団
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集

ここのところロシア音楽づいているので引き続き。
先日トリノ五輪代表選考会をみていたらフィギュアスケートの村主章枝選手がラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を競技で使用していました。
ロシアを代表する大作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)の代表曲。
クラシックの数ある名ピアノ協奏曲の中でも最も美しく人気のある曲。
映画のサウンドトラックとして使われるほど、非常に叙情的でロマンチックなメロディが始めから最後までずーっと続く超名曲。
ラフマニノフという人はピアニストとしても活躍していた人で、非常に手が大きく超絶的なテクニックを持っていた人。

第1楽章の大河の流れを思わせる雄大なメロディ、叙情的で美しい第2楽章、そしてあの有名なメロディを含む第3楽章と、どこを切っても映画のサウンドトラックを聴いているような曲です。
お勧めの演奏は、ハンガリー人のヴァーシャリが弾いているこの演奏。
本当はロシア人ピアニストでロシアのオーケストラによる演奏をと思ったのですが、ちょっと古いものしか知らないのでこれにしました。
といっておきながら、実はこれも1975年の録音なのですが、ヴァーシャリのピアノもさることながらバックを務めるアーロノヴィチ率いるロンドン交響楽団がものすごくいいんです。録音も最高。
ラフマニノフの第2番のCDはいろいろ聴きましたが、意外とオケが不完全燃焼気味のものが多いんです。
このCDではオケがすごくいい感じで鳴りまくっています。
聴き終わったときの充実感が何ともいえなくよいです。

チャイコフスキー/バレエ音楽「くるみ割り人形」

ウラジミール・フェドセーエフ(指揮)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団

一昨日のサンクトペテルブルク交響楽団の演奏でも演奏されたチャイコフスキー3大バレエ音楽から「くるみ割り人形」。
クリスマスのこの時期になるとよく耳にするのが、このバレエ音楽「くるみ割り人形」。
つい先日もフィギュアスケートの浅田真央選手が競技でこの曲を使用してました。
バレエのための音楽ということもあってとても華やかなオーケストレーションがなされた音楽です。
バレエとしては観たことがまだないのですが、子供の頃に映画を観たことがあります。
クリスマスの夜が舞台になった非常に可愛らしいお話だったと記憶しています。

僕個人的には今まで聴いたことがあるチャイコフスキーの音楽の中では最高傑作だと思っています。
チャイコフスキー晩年の作品ということもあり、チャイコフスキーの音楽の特徴的な部分が全て盛り込まれている作品じゃないかと思います。
特にお気に入りはあの有名な「花のワルツ」の次の曲、第2幕の「こんぺい糖の精と王子の踊り」(グラン・パ・ド・ドゥ)。
弦のピッツィカートとハープのアルペジオにのって奏でられるチェロによるチャイコフスキー独特の非常に優雅で高貴な美しいメロディ。これを初めて聴いた時この曲が大好きになりました。
昨日のサンクトペテルブルク交響楽団も組曲の最後にこの曲を演奏しました。
この曲は本当にロシアオケじゃないと味がでません。

でこのCD。
2003年録音のフェドセーエフ指揮モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団のもの。
このオーケストラは現在ロシアで最もロシア色の濃い音を出すオーケストラといわれている団体です。この録音を聴く限りではだいぶ大人しくなってしまった感じもするが。
でもゆっくりしたテンポでじっくりとこれら名曲たちを聴かせてくれます。

スヴェトラーノフのチャイコフスキー

チャイコフスキー:交響曲第5番
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)

ソビエト国立交響楽団

チャイコフスキーの交響曲の第5番はチャイコフスキーの交響曲の中で、聴き手側、演奏者側からも多分一番人気のある曲ではないかと思う。
レコーディングの数も半端でなく1人の指揮者が何度も録音するぐらい。
その中でもNo.1レコーディングではといわれているのがこの録音。
ソ連崩壊直前のエフゲニ・スヴェトラーノフ指揮のソビエト国立交響楽団、
1990年サントリーホールでのライブ録音盤。
買わなきゃと思いつつも、ずっと先送りにしてしまっていたが、昨日ようやく購入。

噂には聞いていたがやっぱすごい演奏。
「チャイコフスキーの音楽は正しくはこう演奏するのです」といった自信に満ちあふれた堂々とした演奏。
「世 界で一番大きな音を出す」といわれるこのオーケストラの音は重量級で、重心の低いどっしりとした濃厚な弦楽5部、時に劈くような恐ろしく鋭い音を出す金管 セクション、暴れまくるティンパニを始めとする超強力な打楽器群と、西ヨーロッパのウィーンとかベルリン辺りのオケとは比較にならない特別なもの。
このチャイコフスキーも、ダイナミックレンジが恐ろしく広く、ライブ本番1発録音ということもあり、もの凄いパワーと気合いで一気に聴かせる。
いやー、ほんと凄い演奏だな。
ちょっと前にゲルギエフ&ウィーン・フィルの同曲のライブ録音が話題になりましたが、いやはや比較の対象になりません。

それにしてもこれは東京はサントリーホールに於けるライブ録音。
実演に接した方がとても羨ましいです。
デジタル録音であるにもかかわらず、想定外の爆演のため音が修まりきってないところがありますが、これだけの素晴らしい音質でこの日の演奏が記録されたことは奇跡としか言いようがありません。
1960年代から約30年に渡って指揮をしたスヴェトラーノフ氏は2002年に亡くなりました。
このソビエト国立交響楽団(現ロシア国立交響楽団)もかつてのサウンド、演奏スタイルではなくなっているとか。
とても残念なことですが、時代の流れなのでしょうか。

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