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ジョアン・ジルベルト、3度目の来日公演 11月9日

11月9日(木)
東京国際フォーラム ホールA
18:00開場 19:00開演

ジョアン・ジルベルト、3度目の来日公演、最終日の11月9日の公演へ出かけた。
2003年の初来日と2004年の公演へも足を運んだが、この2回の公演も素晴らしいものだった。
それを再び聴くことができる!なんて幸せなんだろう。
日本人でよかった!

ということで、今回は座席も奮発して「ミラクルシート」購入。
座席は1階3列36番と37番。
会場に入ってみて自分たちの座席まで来た時、思わず家人と顔を見合わせてしまった。
ステージほぼ中央でジョアンが座る椅子がすぐそこに見える。
すごい席だ!こんなに間近でジョアンの演奏を聴くことができる。
嬉しい反面、こんないい席で聴かせてもらっていいのだろうか?
なんて思ってしまった。

開演時間19時になってもみんなわさわさと出歩いている。
3度目ともなると慣れたもんである。
19時40分、「只今ジョアンがホテルを出たとの連絡がありました」とのアナウンス。
皆笑って拍手。これも3度目、お約束。
開演のアナウンス。そして客席のライトが落ちた。
なんかものすごい緊張。
20時4分、ジョアンがステージに現れた!
拍手。ジョアン・ジルベルトが目の前に!しかもこんなに近くに。
椅子に座ると何も言わずに演奏をはじめた。

演奏がはじまって改めて感じたのは、ジョアンの声とギターによる音楽はとても繊細であり、音量自体の幅もとても広いということ。
だから必然的にじっと耳をそばだてて聴きいることになる。
今回も会場の空気は最初ピーンと張りつめた状態になった。
でも曲が進むにつれ徐々に親密な空気になっていく。
そして今回は「Pra Que Discutir Com Madame ?」を歌っている時に最後の部分でコードを間違えるというハプニングが。
弾き終えて拍手の後、もう一度、間違えた箇所を弾き直して、客席をみてジョアンがニコリと微笑んだ。
その瞬間、会場はドッとわいてみんな拍手。そして会場はとてもあたたかい雰囲気に。
それだけではなくライブ中盤「O Pato」では、あまりにノリノリで歌っていたため、終わる直前で眼鏡がズレてしまい、眼鏡を直してジャジャジャーンと弾き終えて、照れくさそうに笑ったりというハプニングもあった。
そしてそして、最後の「Garota de Ipanema」を歌い始めてまもなく鼻先までズレた眼鏡を途中、「エヘン、失礼」といったお茶目な表情をして、眼鏡を直して演奏再開など。

全32曲、とても素晴らしい声とギターだった。
過去2回の公演では見ることができなかった、ジョアンの素敵な笑顔を見ることができたし。

それから席からジョアンのギターを弾く指の動きなども見ることができとても貴重な体験をできた。
コード・チェンジをする時にでるガット・ギター独特の「キュキュッ」という音(僕はこの音、すごく好きだが)これがとても少ないこと、
コードの音が濁るということもほとんどないこと、そして右手親指のベース音も単調でなくコントロールされていることなど、すごいなーと思った。
それからやっぱり、サンバを弾いたときのグルーヴ感、小節を感じさせない歌(メロディー)ののせ方はきっと誰も真似はできないだろう。
1年前からボッサ・ギター(←ボサノヴァのまねごと)を初めたこともあって今回の公演は、前回2回の見方と明らかに違った。
そして心から楽しむことができた。
ほんとによかった!

当日会場でCD、Tシャツなど販売されていた。
毎回買っているのだが、今回は黒のジョアンTシャツを購入。
そして会場内でJobimの伝記と楽譜がセットになった「Cancioneiro Jobim」という直輸入本が売られていた。
サンプルを見て、あまりに奇麗な楽譜と本であったため、ちょっと迷ったが購入。
僕にとっては非常に高額な出費となったが・・。

↓僕の座席から終演直後、ステージを撮影。
みんなつい先ほどまでジョアンが演奏していたステージを近くで観ようと、集まってきていた。