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映画「ビニシウス・ヂ・モライス」LATIN BEAT FILM FEST ’06

久しぶりに映画を観た。
9/16から渋谷で行われている「第3回スペイン・ラテンアメリカ映画祭」 の中で、ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」などの作詞をした詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスの人生を描いた作品が上映されたからだ。
タイトルは「ヴィニシウス・ヂ・モライス」、監督はミゲル・ファリアJr。2005年のブラジル映画。

ヴィニシウス・ヂ・モライスといえば、「イパネマの娘」をはじめとする膨大な量のブラジリアン・ミュージックの詩を書いた人物、そして映画「黒いオルフェ」の原作者。
映画ではヴィニシウスの書いた詩の世界や彼の人柄を、カルロス・リラ、シコ・ブアルキ、エドゥ・ロボ、カエターノ・ヴェローゾ等、彼の周辺にいたブラジルを代表するミュージシャンのインタビューを中心に描かれている。
インタビューの中でギターを片手に歌いながら昔を振り返るといった貴重なシーンも多数出てくる。
それから途中、若手ミュージシャン達によるライブが盛り込まれている。
中でもヴィニシウスの娘マリアナ・ヂ・モライスやモニカ・サルマーゾといった女性ヴォーカリストの唄がとてもよかった。

120分というわりと長めの作品だが、中だるみすることなく一気に観れてしまう作品。
人生で9回の結婚をしているとか、70年代には10年で1000回を超えるツアーに参加していたとか、人生をとにかくパワフルに生きた人だということがわかった。
ヴィニシウスという人物の生き方や人生観に共感するということは難しいかもしれない。
自分の感情のおもむくまま、時にめちゃくちゃに思える言動や行動は周りの人間を戸惑わせたりした。
でもモノ作りに没頭する執拗なまでのこだわり方は、やっぱりスゴいな、とてつもない変態男だったんだなあと思った。

とにかく音楽が素晴らしい映画!
これだけの愛の詩を創るには、9回の結婚と離婚が必要だったんだなと観終わる頃には思えてきた。

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