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Tchaikovsky

チャイコフスキー/バレエ音楽「くるみ割り人形」

ウラジミール・フェドセーエフ(指揮)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団

一昨日のサンクトペテルブルク交響楽団の演奏でも演奏されたチャイコフスキー3大バレエ音楽から「くるみ割り人形」。
クリスマスのこの時期になるとよく耳にするのが、このバレエ音楽「くるみ割り人形」。
つい先日もフィギュアスケートの浅田真央選手が競技でこの曲を使用してました。
バレエのための音楽ということもあってとても華やかなオーケストレーションがなされた音楽です。
バレエとしては観たことがまだないのですが、子供の頃に映画を観たことがあります。
クリスマスの夜が舞台になった非常に可愛らしいお話だったと記憶しています。

僕個人的には今まで聴いたことがあるチャイコフスキーの音楽の中では最高傑作だと思っています。
チャイコフスキー晩年の作品ということもあり、チャイコフスキーの音楽の特徴的な部分が全て盛り込まれている作品じゃないかと思います。
特にお気に入りはあの有名な「花のワルツ」の次の曲、第2幕の「こんぺい糖の精と王子の踊り」(グラン・パ・ド・ドゥ)。
弦のピッツィカートとハープのアルペジオにのって奏でられるチェロによるチャイコフスキー独特の非常に優雅で高貴な美しいメロディ。これを初めて聴いた時この曲が大好きになりました。
昨日のサンクトペテルブルク交響楽団も組曲の最後にこの曲を演奏しました。
この曲は本当にロシアオケじゃないと味がでません。

でこのCD。
2003年録音のフェドセーエフ指揮モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団のもの。
このオーケストラは現在ロシアで最もロシア色の濃い音を出すオーケストラといわれている団体です。この録音を聴く限りではだいぶ大人しくなってしまった感じもするが。
でもゆっくりしたテンポでじっくりとこれら名曲たちを聴かせてくれます。

スヴェトラーノフのチャイコフスキー

チャイコフスキー:交響曲第5番
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)

ソビエト国立交響楽団

チャイコフスキーの交響曲の第5番はチャイコフスキーの交響曲の中で、聴き手側、演奏者側からも多分一番人気のある曲ではないかと思う。
レコーディングの数も半端でなく1人の指揮者が何度も録音するぐらい。
その中でもNo.1レコーディングではといわれているのがこの録音。
ソ連崩壊直前のエフゲニ・スヴェトラーノフ指揮のソビエト国立交響楽団、
1990年サントリーホールでのライブ録音盤。
買わなきゃと思いつつも、ずっと先送りにしてしまっていたが、昨日ようやく購入。

噂には聞いていたがやっぱすごい演奏。
「チャイコフスキーの音楽は正しくはこう演奏するのです」といった自信に満ちあふれた堂々とした演奏。
「世 界で一番大きな音を出す」といわれるこのオーケストラの音は重量級で、重心の低いどっしりとした濃厚な弦楽5部、時に劈くような恐ろしく鋭い音を出す金管 セクション、暴れまくるティンパニを始めとする超強力な打楽器群と、西ヨーロッパのウィーンとかベルリン辺りのオケとは比較にならない特別なもの。
このチャイコフスキーも、ダイナミックレンジが恐ろしく広く、ライブ本番1発録音ということもあり、もの凄いパワーと気合いで一気に聴かせる。
いやー、ほんと凄い演奏だな。
ちょっと前にゲルギエフ&ウィーン・フィルの同曲のライブ録音が話題になりましたが、いやはや比較の対象になりません。

それにしてもこれは東京はサントリーホールに於けるライブ録音。
実演に接した方がとても羨ましいです。
デジタル録音であるにもかかわらず、想定外の爆演のため音が修まりきってないところがありますが、これだけの素晴らしい音質でこの日の演奏が記録されたことは奇跡としか言いようがありません。
1960年代から約30年に渡って指揮をしたスヴェトラーノフ氏は2002年に亡くなりました。
このソビエト国立交響楽団(現ロシア国立交響楽団)もかつてのサウンド、演奏スタイルではなくなっているとか。
とても残念なことですが、時代の流れなのでしょうか。

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