タグ : Rhodes Electric Piano

マルコス・ヴァーリのFender Rhodes Piano

Marcos Valle
Jet Samba

マルコス・ヴァーリ。ブラジルを代表するミュージシャン。
60年代はボサノヴァ、70年代からはブラジルのポップ・ミュージックへ、そして今もバリバリの現役。
昨日CDショップ店頭にて発見!マルコス・ヴァーリのニューアルバム。
イギリスのFAR OUT RECORDINGSからブラジルのDUBASレーベルへの移籍第一弾。
マルコス・ヴァーリの新旧の作品を本人のアレンジで、しかも本人のFender Rhodes Pianoによるインストゥルメンタルアルバム!

12曲中8曲はRhodesを弾いています。マルコス・ヴァーリの弾くRhodes、好きです。
ガシガシ、ブリブリ弾くタイプではないけれど、とてもメロウでRhodesの音色の中でも中域の暖かい部分を堪能できますね。
過去の作品でも印象的な「Campina Grande」「Previsão Do Tempo」なんかも弾いてます。左右にコロコロ広がていくRhodesの音が気持ちいいです。
「Campina Grande」ではブラジルのチェリストのジャキス・モレレンバウムも参加しています。
グルーヴ、スムース、メロウ、三拍子そろった名盤の誕生。

明日から通勤電車の中でもiPodで楽しめそうだな。

林哲司とJapanese AOR~杉山清貴&OMEGA TRIBE

1980年代、僕がまだ中学生の頃、日本の歌謡曲はいわゆるフォーク系の人たちと、少しだけ洋楽テイストのはいったニューミュージックといわれるジャンルがほとんどだった。
そんな中、とても衝撃的だった人たち、それが杉山清貴&OMEGA TRIBEだった。
バンドという形をとりながらも作・編曲家とアーティスト(実演)が別、というスタイルで当時は結構多かったが、そういう中でもアルバム、サウンドコンセプトがズバ抜けて洗練されていた。
もちろん、この人たちはそれが狙いでそういうスタイルをとっていたわけだ。
作編曲を手がけていたのがヒットメーカー林哲司氏。
アメリカでの音楽活動から帰国後、上田正樹の「悲しい色やね」とか中森明菜の「北ウィング」、菊池桃子などあげればきりがないほどの作品を手がけていた超売れっ子の作曲家だ。
他の作曲家やアレンジャーが創る音とは明らかに違い、その洗練されたサウンドは聴けばすぐわかるというぐらい目立っていた。
あと、非常に多作家で年間に数百曲創っていた時期もあるようで、あの曲に似ているだとか、超有名曲のパクリじゃないか、などといろいろ言われたりする曲も結構ありました。
でもサウンドはシカゴばりのホーンセクションにチョッパーベース、ちょっと軽めのキラキラしたRhodesピアノ、つややかなストリングス、厚みのあるスネア、タムの音。
どれをとっても完璧なサウンド、アレンジ、レコーディング。
当時の音楽雑誌で彼らのサウンドをはニューミュージック+フューションなんて表現をしてたっけな。
6th、9th、11th、や分数コードなど当時の歌謡曲には出てこないテンションコードを多様したちょっと大人なサウンドが新鮮だった。
特に-5(フラットファイブ)というコードは胸にキュンとくる切ない感じで、多用されていた。

ここ何年かで元祖シティーポップとかJapanese AORなどと一部で再評価されてますね。
洋楽テイストを持ち込んだ作編曲家は他にもたくさんいるけれど、80年代の日本の歌謡曲の大きな流れはやっぱこの人なくしては語れないんじゃないかと僕は思うんですが。
で、この杉山清貴&OMEGA TRIBEの「River’s Island」というアルバム、僕の中ではこれが最高傑作ではないかと思います。
この後の、「NEVER ENDING SUMMER」というアルバムもよかったですけど。
当時、中学生だった僕に、音楽の気持ち良さを教えてくれた大切な1枚。

ああ、夏が終わる・・夏が・・。

マリオ・カストロ・ネヴィス
Stop, Look & Listen

今年の夏ももう終わる。朝晩だいぶ涼しくなってきました。
今年の夏、僕のiPod君の中で大活躍の一枚、マリオ・カストロ・ネヴィス「Stop,Look &Listen」。
これ本当に良く聴きました。CDショップの試聴機で聴いて、全身の毛穴が開く感じ(鳥肌がたつという普通の表現もあるが)の一枚に久しぶりに出会ったという感じで、即買い即iPodに入れて次の日、家を出た瞬間から聴いてた。
僕はマリオ・カストロ・ネヴィスのというアーティストをこのアルバムで知ったんだが、60年代から活躍している作曲家、アレンジャー、キーボードプレイヤーでブラジル、ヨーロッパ、カナダなどで活動していた人らしい。
このアルバム、1977年の作品で音的にはズバリ「ルパン」!
まさに70年代の大野雄二的な世界かな・・。
全編Rhodes Pianoはもちろん、フルート、サックス、トランペット等のホーンセクション、
グルーヴィーなBassとドラムにパーカス。その上に涼しげな女性ボーカルがのっかる。
「ルパン三世」のラブスコールとか愛のテーマとか、あんな感じ。
暑い夏にぴったりの一枚。夏の終わりにもしっくりくる一枚。
ああ、夏が終わる・・夏が・・。