ペーター・マークのブラームス/交響曲第1番

ペーター・マーク。スイス生まれの指揮者。
僕の中ではメンデルスゾーンの「スコットランド交響曲」の名演が有名な指揮者という認識だった。
僕が生まれた田舎町では、CDショップに出向いてもこれぐらいの情報しかなかったな。
実はモーツァルトのスペシャリストだとか。90年代のパドヴァ・ヴェネト管弦楽団と一連の録音を聴くまで全然知らなかった。
カラヤンとかバーンスタインだとか、いわゆる大指揮者のような派手さはないけど、この指揮者の産み出す音楽には人の心をつかむ何かがある。
とても好きな指揮者の1人に。

で、このブラームスも一般的な重厚でドイツ的な演奏とは違った温かさを感じさせる名演。
イタリアのオケだからだろうか、第3楽章なんか少しラテン的な明るさみたいなものも感じる。
今までの僕のお気に入り演奏はヴァント&北ドイツ放送SOだったが、これもなかなかいいな。
でもヴァントといいこのペーター・マークといいここ数年の間に次々と亡くなってしまった。
とても残念だが、これら残された貴重な録音を大切に聴き続けたい。