ジョアン・ジルベルトのチケット

気がつけば9月、月日の経過はホントに早い・・。
今朝、宅急便の人が先日申し込んだジョアン・ジルベルトの11月の来日公演のチケットを届けてくれた。
今回で3回目の来日公演で僕も3度目なのだが、今回はちょっと奮発して「ミラクル・シート」という席を購入!
「ミラクル・シート」とは、ステージの前1~4列までの席。
今まで、米粒ぐらいの大きさでしか見られなかったジョアンの姿をオペラグラスで見ていた。
でもギターも練習し始めた訳だし、ボサノヴァの神様のプレイを目の前で見られるというのなら、これは何にも代え難い機会だ。

ということでチケットの座席を見てみると「R2扉1階3列○○番」と印字されている!
最初から1~4列目の席とはわかっていてもステージの脇の方じゃないのか?とかいろいろ考えてしまう。
そんなこともなく、ほぼ中央の位置。よかった、よかった。

それにしても今回の公演タイトル「JOAO GILBERTO THE BOSSA NOVA ~最後の奇跡~」
この「~最後の奇跡~」の「最後の」って何だ?
気に入らない・・。
招聘先はいろいろと考えて付けたようだが、使うべき言葉じゃないですよねー。
成功させなきゃってのはわかるけどさ。
なんだかなあ。。

惑星/ホルスト

最近のちょっとびっくりしたニュース。
チェコのプラハで行われた、国際天文学連合(IAU)の総会で「冥王星」を惑星の座から外すことを多数決で承認した。
理由は惑星として認めるには「小さすぎる」からだそう。
最初は確か、今までの惑星に3つ新たに追加されるはずだったのに。
まあまあ、でも「冥王星」が発見された当時、惑星にするかどうかで結構もめたみたいだけれど。

このニュースを聞いて、気になったのがイギリスの大作曲家グスターヴ・ホルスト(1874-1934)の組曲「惑星」。
たしかこの曲には作曲当時、まだ発見されていない惑星(曲)があったはず。
CDを引っぱり出してみると、「冥王星」がない。
冥王星が発見されたのは1930年。その時、まだホルストは生きていたが作曲はされなかったんですね。
1-「火星」2-「金星」3-「水星」4-「木星」5-「土星」6-「天王星」7-「海王星」の全7曲からなる組曲。

それにしてもこの曲はテレビCMなどよく耳にすることが多い。
特に「木星」。最近でJ-POPのアーティストも歌詞をつけて歌っていたりする。
多分この組曲の中では「木星」が一番良く知られていると思うのだが、僕が好きなのは、この組曲の最初を飾る「火星」。
最初は静かに弦がコル・レーニョ奏法(弓の反対側で弦を叩く)で不気味に4/5拍子のリズムを刻んでいく。
その上を金管楽器が主題を奏でる。徐々に激しさを増して猛烈なクレッシェンドの後、4管編成の大オーケストラが火を噴くような強奏でリズムを刻む。
まるでSF映画のサントラのような(コレは逆だな。「火星」をお手本に作曲されている?)爆裂系の音楽。
いちばんわかりやすいし、カッコいいし。
これ聴くとなんかすごくスッキリした気分になるしね。

ああ、今年もまた夏が終わる・・・

ALL SUMMER LONG / THE BEACH BOYS

8月ももう終わり、来週末はもう9月。早いなあ。。
ということで1964年発表のビーチ・ボーイズ6枚目のアルバム「ALL SUMMER LONG」。
ビーチ・ボーイズのメンバーがデニス・ウィルソンを除いて誰もサーフィンとかできなかったという事は、今や有名な話だが、僕もマリン・スポーツといったたぐいの事は全くしない。
でも、こういう音楽は大好き。夏の間には一度は聴きたいなと思う。
アップテンポの曲もいいが、バラード系の楽曲には「夏の終わり」の雰囲気が漂っていてとても切なくていい。
中でも「Girl On The Beach」の美しいコーラス・ハーモニーは最高。
ブライアン・ウィルソンの手による楽曲だが、コード進行がとてもおしゃれ。
転調のタイミングが絶妙。
それからアルバムタイトル曲「All Summer Long」。
“夏の終わりは近い でも僕らの夏は終わらない”
アルバムのジャケといい、歌われている世界といい、まさに青春という感じ。
きっといい時代だったんだろうな、60年代って。

僕の中の少年/山下達郎

8月ももう半分過ぎてしまった。
今年の夏も海へも、そして、花火大会にもいかないまま終わってしまうのか・・。
こんなちょっとせつなく寂しい気分の時に聴くとちょっと元気になる、お気に入りの一枚!
山下達郎1988年発表「僕の中の少年」。

このアルバムには、なんというか夏の終わりの日本特有のノスタルジックな雰囲気が漂っている。
そこが、とても好きでこの時期よく聴くのだろうか。
僕は音楽を聴く時にあまり歌詞にとらわれないのだが、このアルバムに関しては結構歌詞が耳にはいってくる。
1曲目の「新・東京ラプソディ」では ”こんな切ない 夏の終わりと コーラの匂い 恋の痛みが 少しだけ汗になる” とか、4曲目の「寒い夏」では ” カルキの匂いの水着(bathing suit)” など、夏の印象的なそれも強烈に印象に残っている夏の「匂い」が歌われている。
他にももっとあると思うけど、こういった記憶と楽曲とが相俟ってすごくノスタルジックな、子供の頃の記憶のようなものを呼び覚まさせているのかと思う。

そんな名曲ぞろいの大名盤(達郎さん全て聴いてる訳じゃないけど)なんだけれど、その中でも僕的ベストトラックは7曲目の「マーマレイド・グッドバイ」。
何といってもドラム&ベースのリズム・トラックが超カッコいい!!
伊藤広規のスラップ・ベース、そして”日本のハル・ブレイン”青山純の普段よりちょっとワイルドなドラムがファンキーで最高!!

WAVE/Antonio Carlos Jobim

ボサノヴァ・ギターを初めて、もうすぐ1年。
あっという間だったが、少しぐらいは上達したのか?・・やや疑問だが、まあ何とか続いているだけでも良しとしよう。
今月は、いよいよジョビンの「Wave」だ。

この曲を初めて聴いたのはこの「Wave」というアルバムでだった。
ギターのバチーダとトライアングルのリズムに乗ってピアノと、そしてアルト・フルートでメロディが奏でられていくのだが今までに体験したことのない種類の音楽で衝撃的だった。
まだボサノヴァというもの自体それほど意識していなかった頃だったので余計にそう感じたのかもしれない。

コードを弾いてみて思わず鼻歌でメロディを口ずさみたくなる、そんな心地よさがある。
今までは「聴く」だけだったのが、なんだかよくわからんが弾いてるんだなあ、っていう実感がわいてくる。
そうそう、もちろん、ものすごーくへたくそなのだが・・・。
なんだろう?ボサノヴァ色?ブラジル色?が強い曲調なのだろうか。
ジョビンの曲にはどの曲にもそういったエッセンスが濃厚に溶込んでいるように思えるのだが。
とてもムードのある大好きな曲だ。

雨を見くびるな/キリンジ

「梅雨明け 大幅に遅れる見通し」だそう。
なので、タイトルに雨がつく琴線トラック、キリンジの「雨を見くびるな」。
1998年発表、キリンジのメジャーデビュー1stアルバム「ペイパー・ドライバーズ・ミュージック」から。

キリンジは堀込高樹、堀込泰行の兄弟からなるユニット。
この人たちの音楽を初めて聴いたのは、吉祥寺のタワーレコードのインディーズコーナーだった。
インディーズなんだけれど、キリン地(その時のマキシのジャケ)の看板が壁についていて結構目立っていて何故か気になってリスニングコーナーのヘッドホンをかぶったのがきっかけ。
聴いてみて、とんでもない変態が出てきた!ととても嬉しい気持ちになったのをおぼえている。
で、その後まもなくメジャーデビューでこのアルバムをリリースしたわけだ。

キリンジの音楽って、いろんな音楽やアーティストの影響が複雑に入り混じって聴こえるが、それらはきっちり消化されて彼らの色に染められている所がすごい。
作詞&作曲はそれぞれが行うが、弟の泰行作品の方がカントリー調などちょっと明るめの楽曲が多く、兄の高樹作品の方はちょっとしっとりしてJazzyな曲調が多いかな。
僕個人的にはお兄さんの曲が結構好き。
でも共通しているのは、ちょっとひねくれた?ねじれた感じのメロディラインとコード進行、それから歌詞。

「雨をみくびるな」の歌詞もいきなり出だしから”あぁ、口づけて責めてみても カエルの面にシャンパンか”と何のこっちゃ?である。
が、聴き進んで行くうちにいろんな解釈ができたりして楽しいのである。
メロディも転調に転調を重ねてねじれるように進んで行く。以前に書いたギルバート・オサリヴァンの「Alone Again」のように。

それから忘れてならないのは、Producer、Arranger & Other Instrument & Treatments(トリートメント?)の冨田恵一氏のお仕事。
ものすごく緻密に計算されたアレンジ。キリンジが作り出す楽曲と冨田恵一のアレンジでミラクル・キリンジ・サウンドが成立しているといっても過言ではないと思う。
バックミュージシャンの技も聴きどころ。
いったんハマるとなかなか抜け出せないのが、このキリンジのミラクル・ワールドだ。

雨のウェンズデイ/大瀧詠一

なかなか梅雨が明けませんねえ。今週はずっと雨らしい。
ということで大瀧詠一「雨のウェンズデイ」、今日ちょうど水曜日だし。
1981年発表のアルバム「A LONG VACATION」に収録。

懐かしい!
僕がど田舎に住む中学生だった頃、都会とかこんな軟派な世界が想像もできなかった頃、部屋でボーっとしながらなんて爽やかな音楽なんだろうなんて思って聴いてた。

大瀧氏のこのだるーい感じのボーカルもとてもいいし、深いリバーブの効いたリズム隊、ピアノもいい。
出だしのメロディー”♪壊れかけたワーゲンの~”の「け」の音を#をとってナチュラルにしてるとこが、ちょっとズッコケる感じで印象的。
サビのメロディーもとっても切ない。
今聴いてもとても新鮮。

ジョアン・ジルベルト、3度目の来日公演決定!


ボサノヴァの神様、ジョアン・ジルベルトの3度目の来日公演が決定した!

2003年9月と2004年10月の2度の来日から2年ぶりだ。
以前に2度あることは3度ある! などどこのブログに書いたが、ホントにそうなった!
過去の2回の公演に足を運んでいるが、またあの声とギターが聴けるのかと思うとものすごく楽しみだ。公演日程は下記の通り。

11月4日(土)開場16:00/開演17:00東京国際フォーラム ホールA
11月5日(日)開場16:00/開演17:00東京国際フォーラム ホールA
11月8日(水)開場18:00/開演19:00東京国際フォーラム ホールA
11月9日(木)開場18:00/開演19:00東京国際フォーラム ホールA

全日程聴きに行きたいがさすがにそういう訳にもいかず。
いつにしようかな。迷うなあ。

viralata/ANTONIO ADOLFO

アントニオ・アドルフォ。ブラジルを代表する作曲家、プロデューサー、キーボード・プレイヤー。
以前に、60年代に活動していたバンド「ブラズーカ」 について書いたが、これはアドルフォ氏が70年代に自ら立ち上げた自主運営レーベルからリリースしたアルバム。
1979年発表「viralata」。

音的には、彼のプレイするFender Rhodes Pianoとフォーン・セクションが絡み合う、ブラジリアン・フュージョン。
いわゆるフュージョン・サウンドを知っている世代の人なら、とても懐かしい気持ちになれる一枚。
そしてメロディー・メイカー、アントニオ・アドルフォ独特のポップセンスも炸裂。
メロウ/ファンキー/スムーズ、三拍子揃ったとても心地いいサウンド。
これからの季節、海辺や車の中で聴きたい一枚。
あ、車もってねーや。

Samba De Verao ( Summer Samba )/Marcos Valle

前回のVoce E Euでシンコペーションでかなりの苦戦をしたわけだが、なんとかノリとかグルーヴを少しだがつかめたように思う。
これは僕にとっては大きな進歩。
でも忘れないようにちょっと意識して練習して、だんだん無意識にできるようになりたい。

で次の曲はSamba De Verao ( Summer Samba )、マルコス・ヴァーリの超名曲。
上のジャケットは1965年発表のマルコス・ヴァーリのアルバムO Cantor E O Compositor ( シンガーソングライター)。
Summer Sambaが収録されている。
1968年発表の超名盤SAMBA’68にも収録、(両方のアルバム共にエウミール・デオダート のアレンジだが)より洗練された仕上がり。

歌詞を聴くには前者の方が、良いかな。
それからマルコス・ヴァーリはFメジャーのkeyで唄っているが、僕にはちょっと高いようだ。
先生の話だと僕の声域はジョアン・ジルベルトのkeyに近いとのこと。
声の高さの話なので別になんてことない話なのだが、ジョアン・ジルベルトとkeyが近いということだけで、なんだかちょっと嬉しい。
ということでkeyを下げて歌うことに。

もうすぐ、ボッサ・ギターを始めて1年。
今のところすごく楽しめてるし、いい感じだ。

ブラジル風バッハ第3番/ヴィラ=ロボス

ロベルト・ミンチュク(指揮)
ジャン=ルイ・シュトイアーマン(ピアノ)
サンパウロ州立交響楽団

ブラジルを代表する大作曲家、エイトール・ヴィラ=ロボス(1887-1959)。
バキアーナス・ブラジレイラス(ブラジル風バッハ)、ヴィラ=ロボスの代表作。
第3番は「ピアノとオーケストラのための」である。
以前にヴィラ=ロボスのピアノ協奏曲 がすごくいい!と書いたのだが、言ってみればこの第3番もピアノ協奏曲的な作品。で、やっぱりすごくいい。

「ブラジル風バッハ」というタイトルの通り、やっぱりブラジル風のバッハなのだろうな。
聴いてみると確かにバッハ的なプレリュード、アリア、トッカータ・・・なのか?
ちょっとバッハっぽいような気がする。
しかし、和音やオーケストレーションはかなり肉厚。
確かにこれはブラジルだな、という感じ。
でもやっぱり、メロディが美しい、ピアノパートがいい、哀愁のメロディーもある!
やっぱりブラジルの音楽って何かとても惹かれる。

それで、演奏は地元ブラジルのオケ、サンパウロ州立交響楽団。
ブラジルのオーケストラは初めて聴くが、とても現代的な響きのする団体だ。
でも重心はしっかりしているし南国オケという事で期待したくなる粘っこさもいい感じでとても好きな音だ。
演奏はわりとサバサバすっきりした現代的な演奏。
だからとても聴きやすいのかも。

Sur Regreso al amor スール(南へ 甦る愛)/アストル・ピアソラ

アストル・ピアソラ(1921-1992)。
アルゼンチンの作曲家、バンドネオン奏者、現代タンゴの演奏スタイルを確立させた人物。
1992年にピアソラが亡くなり、その後90年代半ばから再評価されはじめる。
ヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルがピアソラ作品集を発表したり、チェリスト、ヨー・ヨー・マによる「ヨー・ヨー・マ プレイズ・ピアソラ」がTVCMなどから爆発的なヒットをし、ピアソラ・ブームが巻き起こった。

僕がピアソラの音楽を初めて聴いたのもちょうどその頃。
それまで「タンゴ」といっても「黒猫のタンゴ」ぐらいしか思いうかべられなかったのだが、ピアソラの音楽を聴いた時の衝撃はすごかった。
ものすごく洗練された音楽。Jazzや現代音楽を思わせるような複雑な響き。
その中にバンドネオンの何ともいえない哀愁を帯びたメランコリックな音色。

今まで聴いたピアソラの楽曲の中で、この「スール(甦る愛)」は、とても好きな曲だ。
映画「スール」のサウンドトラックのために書かれた曲。(映画はまだ観ていないのだが是非観てみたい)
引きずるようなコントラバスとピアノ低弦のユニゾン、何かに翻弄され突き動かされでもしているかのように奏でられるバンドネオン、楽曲の中に漂う独特の緊張感とドラマ性などが相俟って音楽の世界へ一気に引き込まれる。

タンゴは決して明るい音楽ではないと思うのだが、ここでのピアソラのタンゴは更に重く、厳しく、激しい。
甘く切ないメロディを奏でたかと思うと、怒りに満ちた劈くような鋭い音色を出したり、むせび泣くようなトレモロ奏法があったり音楽表現の幅もとても広い。

このサントラの中では、ヴォーカルヴァージョン、ピアソラのバンドネオンと五重奏団によるインストヴァージョン、ピアソラのバンドネオン・ソロ・ヴァージョンで聴くことができる。
「ラ・カモーラ:情熱的挑発の孤独」の中でも再演、「ヨー・ヨー・マ プレイズ・ピアソラ」のなかでも演奏されている。

ドミトリイ・ショスタコーヴィチ


昨日の日曜日は住んでいるマンションの草刈りがあるので、早起きをしたのだが雨天の為、中止。
時間ができたので時間があるときにしか聴けない音楽を聴いてやろうとヘッドホンをかぶる。

先日足を運んだチャイコフスキー交響楽団の演奏会がすばらしく、その後勢いで購入したサンクトペテルブルク・フィルの11月公演のチケット。
その演奏曲目はショスタコーヴィチの交響曲第13番「バビ・ヤール」とヴァイオリン協奏曲第1番。絶対的に予習が必要な演奏曲目。
今日は時間があるしショスタコーヴィチでも聴いてやろうかと。

僕がいままでに聴いたことがある、もしくはよく聴くショスタコーヴィチの作品は交響曲第1番、第5番「革命」、第7番「レニングラード」、祝典序曲ぐらい。
交響曲全集は所有しているが、ほとんど聴けていない。
何故かといえば、まずショスタコーヴィチの交響曲は大作が多く長く、時間がないと聴けないから。
それからこれが主な理由だが、テーマが重く音楽が非常に厳しい。軽い気持ちで聴こうとは思えない。
したがって集中力が必要、なのである。

じゃあ、なんでそんな音楽わざわざ聴くんだよ、と言われそうだがショスタコーヴィチの音楽はオーケストレーションがカッコいい、規模も大きくドカーン、ガ シャーンという打楽器群も魅力を感じる、叙情楽章の凍てつく大地を思わせる、悲劇的な感じも他の作曲家では聴くことのできないものだ。
僕にとってはすごく気になる音楽なのだ。

ただし、ショスタコーヴィチの音楽の場合、純音楽(メロディや和声だけを楽しむ)として聴くのはかなり難しいかなと思う。
作曲された背景、歴史的な事柄など勉強が必要と思われる。(僕が一番音楽に求めない部分なのだが。)
でも、そこを少しでも知ることにより、そのドカーン、ガシャーンが単なる爆音ではなく、意味を成して音楽と一体となって迫ってくるのかもしれない。

ホームページを検索してみると、素晴らしいサイトがたくさん出てくる!
参考にさせていただきながら研究していこう。

VOCE E EU/Carlos Lyla – 2

只今レッスン中のからカルロス・リラの名曲、VOCE E EU(ヴォセ・イ・エウ~あなたと私)について引き続き。
とてもノリが良くメロディーラインも美しい名曲だが、現在、この曲でシンコペーションと格闘中!
上のリズム譜の2小節目と3小節目の間のシンコペーション。
ギターだけ弾くぶんには問題ないのだが、歌をうたいだすと途端にリズムに乗れずぎくしゃくしてしまう。
今回レッスンで同じフレーズを歌いながら何度も同じ箇所を弾くというレッスンをしてもらった。

で、感覚がちょっとわかったというか体で感じる事ができるようになった。
そう、ただ弾くのではなくリズムにのるということ。グルーヴ感というものですね。
サンバのリズムの心地よさをギターを弾きながら、少し感じる事ができるようになった気がする。

ジョアン・ジルベルトのボサノヴァとかを聴いて「気持ちいいなあ」と感じるあの感覚というのは唄とギターの絶妙なリズムの駆け引きによって産み出されているのだなあと。
奥の深さに暫し呆然。
でも、まあ・・じっくり楽しみながらいこうか。

VOCE E EU/Carlos Lyla

先月のレッスンからカルロス・リラの名曲、
VOCE E EU(ヴォセ・イ・エウ~あなたと私)に挑戦。

多分、今まで練習してきた曲の中でもっともノリ、グルーヴが大切な曲。
カルロス・リラのヴァージョンもそしてジョアン・ジルベルトが歌っているものもギターのリズムはサンバのパターン。
その上のメロディはずっとシンコペーションしていて聴いていてとても心地よい。
コードも僕の大好きな-5(フラットファイブ)やdim(ディミニッシュ)などが出てくるが徐々に難しくなってきてるな。

まずは通常のボッサのビートパターンで弾いてみる。
ギターだけなら何とかいけそうな感じ。サンバのビートでも多分何とか弾けそうだ。
しかし、僕はボサノバのビートの要ともいえるシンコペーションを織りまぜたギターを弾きながら歌う事がまだできない。
どうしても頭でいろいろ考えてしまうのか、シンコペーションを入れたとたんに全てがくずれていく。
いったいいつになったら出来るようになるのかと思うのだが、今回も基本パターンで弾く。
とても難しいのだが、この曲は弾いていてとても気持ちがいい曲。
まあ、あせらずのんびりいくか。

チャイコフスキー記念ボリショイ交響楽団(モスクワ放送交響楽団)

5月21日(日)サントリーホール

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
チャイコフスキー:弦楽セレナードハ長調
チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」

デニス・マツーエフ(ピアノ)
ウラジミール・フェドセーエフ(指揮)
チャイコフスキー記念アカデミーボリショイ交響楽団(モスクワ放送交響楽団)

久しぶりにクラシックのコンサートへ行ってきた。
昨年末のサンクトペテルブルク交響楽団以来。

大好きなロシアのオーケストラということでとても楽しみにしていた。
このオケを聴くのは2度目で前回は1991年に来日した時で僕は学生で札幌にいた頃。
この時に聴いたのは、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とR.コルサコフのシェヘラザードとボロディンのだったん人の踊り。
でも印象に残っているのはアンコールで演奏されたハチャトゥリアンのガイーヌの中のレズギンカという曲。
後で知ったのだが、このオーケストラの「十八番」で、どうだ!これがロシアの音楽だ!といわんばかりの爆発的なパワー全開の演奏だった。

あれから15年、月日が経過するのは早いなーと最近つくづく感じる。
会場に入ってステージを見ると一番上の写真の通り、弦バスが一番後ろに一列に並んでる。これって19世紀のスタイルなんですかね。
オケがどんな鳴り方をするのかとても楽しみ。
で今回の僕の席からの写真。オーケストラの真後ろです。
目の前にはティンパニ等打楽器群が。

演奏はとても満足のできる素晴らしいものでした。
特にラフマニノフのピアノ協奏曲第3番はよかった。
ピアノのデニス・マツーエフさんのテクニックはものすごいです。
まだ30歳ぐらいなんですが、力強い男っぽいラフマニノフでした。

それからちょうど僕の目の前はホルンだったのですが、ロシアオケ独特のビブラートのかかった美しい音色を近くではっきり聴く事ができました。1stの奏者の方を後ろからじーっと見ちゃいましたがね、いやー職人って感じの巧さでした。

弦楽セレナードもよかったですが、最後の序曲「1812年」もすごかった。
最後の方は目の前の打楽器群が大暴れでティンパニ、大太鼓をおもいっきりぶっ叩いてました。
あとこの曲には教会の鐘の音が登場するんですが、大小4つの鐘を最初ハンマーで叩いてましたがそのうち4本のヒモを引いてカラカラ鳴らしてました。
この席は視覚的にもとても楽しめました。

Belinda May(5月の空)/Ennio Morricone

Ennio Morricone - Ennio Morricone, Vol. 2: With Love - Belinda May (Alternate Take)

5月だというのに、ここのところすっきりしない天気が続いてます。
ということでエンニオ・モリコーネの「5月の空/Belinda May」。
ちょっと強引か?
元は「アリバイ」というイタリア映画(日本未公開)のサウンドトラックらしい。
詳細は知らないが「イディット・デレット・スクリット」というアルバムの1曲目を飾る超名曲。

この曲、タイトル通りのとても晴れ晴れした気持ちの良いボッサノーヴァ!
ちょっと早めの小気味良いボサノヴァ・ビートにモリコーネ特有のちょっとオドロオドロした男女混成コーラスとお得意のハープシコードがのっかる。
そしてそして、よーく聴いているとバーデン・パウエルばりの超絶テクニックのボッサ・ギターが聴こえてくる。
転調してまた転調、さわやかなストリングスも手伝って脳内モルヒネ全開。

5月の青空の下、公園の芝生の上で寝転がって・・・そんな感じの曲。

↓最近リリースのこのアルバムにも収録。
選曲・そして音質もすごくいいです。これ欲しいです、近々購入予定。

INONNO/Toy Toy

アイヌの民族楽器「トンコリ」という弦楽器を弾くToyToy(トイトイ)というアーティストのCD。
先日、学生時代からの先輩でもある知人の音楽プロデューサー&エンジニアがToyToyさんと埼玉へ北海道からはるばるライブをしにくるというので行ってきた。
そこでは生の実演を聴く事ができたのだが、これはその時に購入したもの。

まず、トンコリという楽器がコレ。
5本の弦が張られており、チューニングがなされており弾く時はオープンコード(開放弦)のみ。
フレットを押さえるといったことはほとんどなく、アルペジオが中心。
弦は日本の琴や通常のナイロン弦が張ってあるそうだ。
楽器のサイズによって音の高さが微妙に異なるという非常にシンプルな様で複雑そうな楽器。

音色はというと、僕はもっと民族楽器的な音がするのかな?と思っていたのだが、意外に素直な音色。
張ってある弦の関係もあるのかもしれないけど、 いわゆる一般的な西洋の楽器とはまた違う、すごく温かみのある親しみやすい音だ。

さて、音楽はというと、これもまたとても素直に耳にはいってくるものだった。
編成はToy Toyさんの唄とトンコリ、通常のガット・ギターによるシンプルなアンサンブルなのだが、トンコリのオープンコードのアルペジオにガット・ギターが絡んでくるものや、もっとシンプルなトンコリと手拍子、ムックリによる民族的なものなど。
ライブは音楽だけでなくご自身アイヌであるToyToyさんの貴重なお話、
そして踊りなど非常に興味深かった。

で、このCDだが、とにかく聴いていて気持ちのよい音楽が詰まっている。
トンコリのミニマムミュージックばりに繰り返されるアルペジオを聴いているだけでも、
とても心地よい。(Track 1,5,10)

それからトンコリという楽器の可能性を追求するかの如く、
CDならではの実験的な要素が多くありとても面白い。(Track 2など)
トンコリが奏でる音はオープンコード(解放の音)のみというところがポイントなのかな。
ガット・ギターが奏でるコードに対してトンコリの音は一定で、
時に非常に複雑なテンション・ノートになったり、非常にスリリングな音楽が展開されている。
民族楽器=民族音楽という図式に留まらないToy Toyさんの音楽スタイルも魅力的。

A BAD DONATO/Joao Donato


再び、ブラジル音楽界の大御所、もう一人のジョアン、ジョアン・ドナート。
1970年発表の「バッド・ドナート」。

ジャケには見るからに悪そうなオヤジが椅子に腰掛けてこちらを見ている。
73年発表の「Quem E Quem」ではあんなソフトな印象なのに。
で、音はというと、グリグリ・どファンキー!
全編ツイン・ドラムが左右からドカドカ、そこにうねりまくる超グルーヴィーなベースラインがからんでくる。
で、エウミール・デオダートの超クールなホーンアレンジがのっかって、その中で極悪ドナートが子供がおもちゃをとっちらけるかの如く、アナログ・キーボードを弾きまくる。 インスト作品。
そんな感じ。

裏ジャケには奇妙な笑みをうかべたデオダート氏が椅子に座っている。
このすごくクレイジーな感じがいい。
まあ、いい意味での変態ですね、この人たち。

Quem E Quem/Joao Donato

ブラジルのミュージシャンを代表する、もう一人の”ジョアン”、ジョアン・ドナート。
1934年生まれで、コンポーザー/アレンジャー/キーボード・プレイヤー/ヴォーカリストで今も現役。(ちなみにジョアン・ジルベルトは1931年生まれ。で今も現役!)
そのドナートの1973年発表の”Quem E Quem”。

当時40歳ぐらいだが、初ヴォーカル作品、プロデューサーはなんとマルコス・ヴァーリ。
初ヴォーカルとは思えないくらいリラックスしたクールなヴォーカルも素敵だが、なんといってもこの人の持ち味であるFender Rhodes Pianoが最高だ。
とてもグルーヴィーでころころ跳ね回るようなsoloパートが、各楽曲に散りばめられていて心地よい。
1曲目の”CHOROU,CHOROU”のギターとRhodesのユニゾンなんか、とってもスリリングでカッコいい!

2001年2002年とたて続けにリリースされたヴォーカル・アルバム”E Lala Lay-e”、”Managarroba”なんか70歳の作品!
全く歳を感じさせないクールでカッコいいヴォーカル、キーボードプレイを聴かせてくれる。音楽が進化しつづけているからすごい。
ドナルド・フェイゲンもすごいなって思うけど、それでも60歳ぐらいなのにね。
ホント素晴らしいです。

TOP

iTunesで試聴してみる