タチアナ・パーハ & アンドレス・ベエウサエルトの「AQUI」。
アンドレス・ベエウサエルトはアナ・セカ・トリオというアルゼンチン・フォルクローレの代名詞的存在のユニットのピアニスト。
タチアナ・パーハはブラジルはサンパウロ出身でアンドレスの前作「DOS RIOS」(これもすごくよかった!)やアカ・セカ・トリオのアルバムなどにも参加している女性ヴォーカリスト。

ここのところ、アルゼンチンのコンテンポラリー・フォルクローレといわれるくくりの音楽(まだよくわかっていなのだが)を聴いている。
先日書いたカルロス・アギーレを聴いて以来このあたりの音楽に共通する独特の浮遊感と和声の心地よさに完全にはまってしまった。
浮遊感といってもミナスの音楽にある浮遊感とはまたちょっと違った空気感。

アルバムはアンドレス・ベエウサエルトのオリジナル曲を中心にカルロス・アギーレの楽曲やエドゥ・ロボの「Corrida de Jangada」(エリス・へジーナ「IN LONDON」の1曲目)そしてチャールズ・チャップリンの「ライムライト」までいろいろ。
だが、どの曲も音と音がぶつかり合ってゆっくりと解け合いながら広がっていくような自然な響きに満ちている。
MPBやボサノヴァなどを聴き慣れた耳にもすんなりと入ってくるとっても心地よい音楽。
アンドレスのピアノと息のぴったりあったタチアナのスキャットが素晴らしい。