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DESTINY/アントニオ・アドルフォ, ブラジル アンド ブラズーカ

DESTINY / ANTONIO ADOLFO, BRAZIL AND BRAZUKA

アントニオ・アドルフォの新作がFAROUTレーベルからリリース!
ジャケットの60年代を思わせるタイトルのフォントといい、二人の女性といい、しかもあの”ブラズーカ”の文字が入っている。
これはもしかして!とかなり期待をして聴いてみる。

全編アントニオ・アドルフォのFENDER RHODES PIANOが聴ける。
そしてワウワウ・ギター、グルーヴィーなベースにドラム。
リズムセクションはあのアジムスのIvan ContiとAlex Malheiros。
そしてソフトな女性コーラス、ホーン・セクション。
コーラスの二人の女性Carol&Luisaはご本人の娘さんなのだそうだ。
相変わらずのカッコいいJazzyなコード進行と美しいメロディも健在で最高。
文句なしの完璧なアドルフォ・ワールドが全編で炸裂している!

1曲目の”Bola Da Vez”はディストーション・ギターによるスティーリー・ダン的なリフから始まる。
すごく思わせぶりでいい。そこにRHODESと女性コーラスとワウワウ・ギターが。
ああ、もうこれだけでいい。
3曲目の”Luizao”は2005年にこの世を去った元ブラズーカ、そしてブラジルを代表するベーシスト、ルイザォン・マイアをトリビューした曲。
1stアルバムの”TRANSAMAZONICA”を思わせるグルーヴィーな曲。
ここまでですでに期待を裏切るどころか期待以上。
4曲目”Eu e Você”は哀愁をおびた名曲。途中メジャーコードに転調するあたりアントニオ・アドルフォ独特の曲だ。
ちょっととばして8曲目(この間も捨て曲なし!)”Dono Do Mundo”はファンキーなR&B調のイントロから一転してソフトでメロウな女性コーラスに展開するあたりも、ふと当時のブラズーカのアルバムを聴いているかのようなそんな気持ちになる。

2007年、ブラズーカ結成の1968年から約40年。
こんなに素晴らしい”ブラズーカ”の新作が今聴けるなんて本当に幸せ!