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サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団 演奏会

11月24日(金)サントリーホール

リムスキー=コルサコフ:
歌劇「見えざる街キーテジと聖女フェヴリーニャの物語」序曲
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調作品77
(Vn:ワディム・レーピン)
交響曲第13番変ロ短調作品113「バビ・ヤール」
(Bariton:セルゲイ・レイフェルクス 合唱:東京オペラシンガース)

ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団

昨年末にきいたサンクトペテルブルク交響楽団と同じ、サンクトペテルブルク・フィルハーモニーに所属している第1オケでその昔、巨匠ムラヴィンスキーが指揮したオーケストラである。
その後、音はだいぶ変わったようだが、実演は初めてなのでとても楽しみ。

この公演のチケット購入後は、演奏曲目がショスタコの「バビ・ヤール」ということで、きっちり予習をしてこのコンサートを楽しんでやろうと結構頑張っていろんな演奏を聴いた。
ハイティンク/ロンドン・フィル盤、ロジェストヴェンスキー/ソビエト文化省響、コンドラシン/モスクワ・フィル(1967年と1962年)、コンドラシン/バイエルン放送響。
ほとんど交響曲全集で購入したので結構な出費だったが、ショスタコーヴィチの作品で新たに好きになった曲があったりとても良かった。
ヴァイオリン協奏曲第1番などこの手の曲の中では、結構小難しい部類に入る曲だと思うが好きな曲になった。

最近、興味半分、そして出費を抑えるという事もあるがわざとステージ脇の席を取ったりしているのだが、今日の席は結構厳しかったかも。
ステージ向かって左側、下手のステージ脇の2階席。
先日のモスクワ放送交響楽団の時はステージ真後ろの席であったがまだ音は良かった。
今日は何だかワンワンと音が回ってしまっているようでちょっと聴きづらかったのが残念。

そんな席での感想だが、このオーケストラの技術力の高さは充分にわかった。
とても太い、少しざらついた感じの最近のCDでも聴くことのできるあの音だった。
コントラバスの豊かな低音が他のオケとは明らかに違うなあと思った。
金管楽器に関しては、やっぱりほの暗い感じのバリっとした音なのだが、結構普通な感じ。
ロシア臭さみたいなものはあまり感じられなかった。
もともと他のロシアオケとは異質な感じの音がする団体だがよりスマートな音になってしまった感じがした。
そういう意味では、もう一つのサンクトペテルブルク響(第2オケ)の方が好きかも。

演奏の方は、レーピンのヴァイオリンの超絶的なテクニックにはビックリ。
第3楽章のカデンツァからもの凄く早いテンポで一気に弾きまくった第4楽章はスゴかった。
テミルカーノフの「バビ・ヤール」も全体的に早めのテンポで、とても引き締まった感じの演奏だった。
オケとバリトン独唱と合唱。やっぱ実演はすごいな。

明日はアニハーノフ指揮のレニングラード国立歌劇場管弦楽団の演奏会。
2日連チャンでサンクトペテルブルクの2つのオケがきけるなんて、ちょっと贅沢だな。