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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 5/5(土)


ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007
~民族のハーモニー~
5月5日(土)東京国際フォーラム ホール A

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
(pf:ボリス・ベレゾフスキー)
ムソルグスキー:交響詩「禿げ山の一夜」
ボロディン:
交響詩「中央アジアの草原にて」

ドミトリー・リス(指揮)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

2日のラフマニノフに続いて本日はボリス・ベレゾフスキーのピアノによる「パガニーニの主題による狂詩曲」。
オケも先日に引き続きリス&ウラル・フィル。
ホールはジョアン・ジルベルトのライヴで何度も足を運んだ東京国際フォーラム ホール A。
5000人収容できる大規模な多目的ホールだから音の期待はできない・・。
と思ったのだが、今日はホールとオーケストラについて新しい発見があった。

まず、ホールAについて。
思っていたよりも聴けた。少なくともホールCよりは。もちろん良くはなかったけどそれほど悪くはないかも。
渋谷のオーチャードホールに近いようなスカスカ感、中高域がシャリシャリ気味になるのは池袋の芸劇っぽいような。
ウラル・フィルについては先日「特徴の無い音」と書いたがちょっと違うかもしれない。
先日は7列目という前の方の席で第1ヴァイオリンの真ん前で聴いていたために全体の音が聴けなかった。
今日は2Fの中央の席で全体のブレンドされた音が聴けた。
今日感じたことを順にあげると、金管楽器はやっぱりノンヴィブラートなのだが音色がほのぐらいまるっこい音色。
木管楽器はオケの中で一番元気で明るい音色、ホルンのほのぐらい音色との相性がすごくいい。
弦楽セクションは線が細いがトーンとしてはやっぱりほの暗い音色。
ということで総合すると「ほの暗い音色」=「ロシアオケの基本トーン」ということなのかな?
ちょっと違うような気もするが、「特徴の無い音」ではない。
1000人ぐらい収容の小規模な室内楽をやるような、それでいて響きの良いホールでこのオケの演奏を聴いてみたいと思った。

で、メインのベレゾフスキーのラフマニノフだが洗練された現代的な(?)演奏だったと思う。
有名な第18変奏の部分も美しかった!この部分リスのタクト、リズムの揺らし方も良かった。
ムソルグスキーの交響詩「禿げ山の一夜」では、このロシアオケの底力を見せつけられるのでは?とちょっと期待をしたがいわゆる一般的な演奏だった。ホールのせいなのかわからないが音色がローカロリーな感じ。

展示ホール

ストラヴィンスキー:バレエ曲「春の祭典」
高関健(指揮)
桐朋学園大学オーケストラ

上に書いたラフマニノフを聴いた後、すぐに駆けつけたが2部の後半を演奏中。
ハルサイ(=春の祭典)といえば原始的なリズムと変拍子の連続、大暴れする打楽器群、吠えまくる金管楽器といった超難曲。
20世紀の管弦楽作品の中でも最重要作品とされるストラヴィンスキーの代表作だ。
実演に接するのは初めてだったが、さすが音大オケ、力強い素晴らしい演奏でした。
最後の「生贄の踊り」パーカッション、金管セクションの強奏には久しぶりに鳥肌が立った。
そうそうパーカッションは全員女性でしたね。
今日の一番の収穫はこの「ハルサイ」が聴けたこと、かな。