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2018/2/4 横山幸雄(ピアノ)沼尻竜典&東京交響楽団

2018年2月4日(日)清水文化会館マリナート大ホール

ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番ニ短調op.15
(アンコール)
間奏曲イ長調op.118-2
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交響曲第1番ハ短調op.68

管弦楽:東京交響楽団
ピアノ:横山幸雄
指揮:沼尻竜典

静岡音楽館AOIの「オーケストラを聴こう」というブラームス交響曲全集シリーズの一つを聴きに行った。
今回は、2曲とも大変な熱演を聴くことができた。

ピアノ協奏曲第1番は、オーケストラもとても楽しめる曲だが、ピアノの横山幸雄さんが素晴らしかった。特に第2楽章アダージョ。中間部のピアノが半音を多用するやや不安定で甘美な楽想から木管と弦楽に導かれていく部分や、オーケストラの柔らかく明るめの音色がブラームスの音楽のトーンにぴったり合っていた。
後半の交響曲第1番も、最初から最後まで一気に聴かせる堂々とした大変な名演だった。
第1楽章の出だしのティンパニとコントラバスの刻みや各パートが複雑に絡みあってうまれるリズムなどブラームスの特異なオーケストレーションを存分に楽しむことができた。

東京交響楽団の演奏会は、もう何年も前に年末にベートーヴェンの第九を聴いて以来、2度目。
僕は、日本のオーケストラはあまり聴かないのだが、東京交響楽団はCDで唯一良く聴くオーケストラだ。
今回、久々に実演を聴ける良い機会となったが、やっぱりとてもよかった。
個人的な印象だが、他の日本のオーケストラとは違って、音が良くブレンドされて外に広がっていく感じ。縦が揃っているとかではなくて、音楽が自然でアンサンブルが優れていると思う。
日本のメジャーなオーケストラの中ではNo.1ではないかと思う。

今回清水文化会館マリナート大ホール2階席で聴いたが比較的聴きやすい会場だった。
ステージ両脇の木製の細かい柱がステージ上の音を反響させる効果があるのだろうか?
やや混濁する感じはあるが、ホルンやフルートなどの音量がかなり前に出てきていた。
今度は是非、本拠地のミューザ川崎で聴いてみたいと思った。