カテゴリー : ライヴ

レニングラード国立歌劇場/ボロディン:歌劇「イーゴリ公」

12月13日(木)18:30開演
東京文化会館

ボロディン:
歌劇「イーゴリ公」(全2幕5場)

イーゴリ公   アレクサンドル・ネナドフスキー
ヤロスラーヴナ オクサーナ・クラマレワ
コンチャック汗 カレン・アコポフ
ガリツキー公  アレクサンドル・マトヴェーエフ
ウラジミール  ドミトリー・カルポフ
コンチャコヴナ ナタリア・ヤルホワ 他

管弦楽:サンクトペテルブルク国立歌劇場管弦楽団
合唱 :サンクトペテルブルク国立歌劇場合唱団
バレエ:サンクトペテルブルク国立歌劇場バレエ団
(正式名称:サンクトペテルブルク国立アカデミー・ムソルグスキー記念ミハイロフスキー・オペラ・バレエ劇場)
指揮 :アンドレイ・アニハーノフ

毎年年末に来日公演をしているレニングラード国立歌劇場によるロシア・オペラ、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」を観てきた。
いつもはバレエ公演やオーケストラの単独公演がメインだったかな。
昨年11月にここのオーケストラ公演を聴いているが、とても素晴らしかった。
今回はオペラということでこのオケの本業のお仕事が聴けるということで楽しみにしていた。

ボロディンの歌劇「イーゴリ公」といえば、今もJR東海のCMソングにも使われている「ダッタン人(プロヴェッツ人)の踊り」が有名。
舞台は11世紀の中央アジアでイーゴリ公と遊牧民族プロヴェッツ人の英雄叙事詩がもとになっているから非常に民族色豊か。
だから音楽も東洋的なエキゾチックなメロディが満載なのだ。

公演にむけて1969年録音のエルムレルのボリショイ劇場全曲盤とナクソスのクチャルのハイライト盤のCDで予習をしていった。
が、これは何も聴かずにいっても充分に楽しめたんじゃないかと思うほど素晴らしかった!
毎回ライヴにいって思うことだが生の演奏は別もの。
音の奥行きというかレンジの大きさは比較にならない。
更にオペラは通常のオーケストラ+ソリスト+大合唱でドラマ仕立てだから、すごいことになる。
おまけに今回はバレエ付きだ。
やっぱりこの「イーゴリ公」の目玉は「ダッタン人(プロヴェッツ人)の踊り」だった。
民族衣装を纏いノスタルジックなメロディを歌う女性コーラス、槍を突き上げながら力強く声を張る男性コーラス、リズミカルな音楽に合わせ、剣を振り回しながらぐるぐるとまわったり飛び跳ねたりと、踊り狂う男性バレエ。
アニハーノフ指揮によるオーケストラも今回はすごかった。
特に打楽器群が大暴れ!ロシアン・パワー炸裂で大盛り上がりだった。

このオペラは全4幕あるらしいのだが、今回は全2幕の5場という構成になっていた。
第3幕がカットされることが多いらしいが今回は更にカットされているようだ。
どこがどうとかは全然わからんが、充分に楽しむことができた。

来年、同じサンクトペテルブルクのゲルギエフ/マリンスキー劇場が「イーゴリ公」をやる。
そっちも観たいなと思ったのだが、チケットが恐ろしく高くて手が出ない・・(泣)
S席5万、D席でも2.2万だと。なんでそんなに違うんだ。同じ街のオペラハウスなのに。

でも今回のレニングラード国立歌劇場の公演がお手頃な価格になっているのには訳がある。
もの凄い数の公演を全国でしかも毎年しているから、、、だよなあ。
こういう価格で楽しませてもらえるってことに感謝です。

井上道義/ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト~千秋楽

12月9日(日)15時開演
日比谷公会堂

ショスタコーヴィチ:
交響曲第8番ハ短調作品65
交響曲第15番イ長調作品141

管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:井上道義

先週に引き続き、日比谷公会堂ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトへ。
本日はいよいよ最終日。
といっても僕は全8日のうち聴けたのは3日だけだったが・・。
赤字だからカンパをお願いといいつつも、全席3000円でこれだけのコンサートをやるってすごい。
こういう形で素晴らしい音楽を聴かせてもらえるのは、僕のような貧乏人にはすごくありがたいことだ。
普段のクラシック音楽もこれぐらいの価格で聴くことができたら、もっと気軽に楽しめるものになるのにね。

今日はゲストにまたすごい人が来ていた。
黒柳徹子さんだ。パンフレットを見るとショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト実行委員会の委員長になっている。いろいろ日比谷公会堂にまつわる面白いお話を聞かせていただけた。

今日の演奏も素晴らしかった。
正直いって僕は、ショスタコーヴィチの交響曲を全て聴き込んでいるわけではないので細々としたことは言えないのだが、それでも音楽の中にあるとてつもないパワーを感じることはできた。
CDやレコードでは感じることのできない実演ならではの音の波動を。
クラシックのコンサートで鳥肌がたったのは久しぶり。
それから今日は久しぶりにホルンのビブラートを聴くことができました!
オケは新日本フィル、日本のオーケストラですが、こまやかな美しいビブラート!
ブラヴォーでした。

この日比谷公会堂ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトですっかり指揮者井上道義さんのファンになりました。
今のこの世知辛い世の中でも、こうして3000円でコンサートを実現できるんだ!という熱い気持ちが伝わってくるし、ついでに忘れられたこの昭和の遺産と もいうべき日比谷公会堂を再評価しちゃえ!ってのもすごいし、そして本題であるショスタコーヴィチの音楽を小難しいことは抜きに生で肌で感じよう!という こと、全てがリンクしあって成功していた。すごい!!

日比谷公会堂がこんなに素晴らしいホールだということも教えてもらえたし。
サントリーホールの安い席より全然聴きやすいし演奏者がよく見えるし楽しめる。
指揮者の井上さんもいっていたけど2階席にすわると特にいいみたい。
この会場でもっと多くコンサートが開催されることを望みたい。

井上道義/ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト

12月1日(土)17時開演
日比谷公会堂

ショスタコーヴィチ:
交響曲第4番ハ短調作品43

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:井上道義

ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクトを聴くために日比谷公会堂へ再び。
先月12日の10番、13番をロシアのサンクトペテルブルグ交響楽団の素晴らしい演奏で聴くことができた。
今日は第4番のシンフォニーでオケは東京フィル、日本のオーケストラ。
この第4番の交響曲は一度生で聴いてみたかった。
すごい過激な音がする曲だから。指揮者の井上道義さんも「ヘヴィメタ・シンフォニー」と呼んでいた。

で、今日は会場にすごいゲストが来ていた。
ロックンローラー内田裕也氏だ。演奏前にステージで内田裕也氏と井上道義氏のトークが。
何故、内田裕也氏がゲストかというと、
今日のプログラムがヘヴィメタル(=ロック)的なシンフォニーだからということ、そして内田裕也氏は60年代に日比谷野外音楽堂で10円、100円コンサートをやったから。
そうそう、井上道義氏によるこの日比谷公会堂でのプロジェクトは全てのプログラムが3000円なのだ。
だから毎回井上氏がステージに出てきて、採算がとれないからカンパをよろしくと言うのだ。

当日の話で内田裕也氏が言っていたこと。
「ロックは反体制的なもの、ショスタコーヴィチは聴いたことがないけれども旧ソビエト時代にスターリンの弾圧に反発し続けて作品を残した人物。音楽や芸術はそういうところからいいものがうまれてくる。マインドは一緒だ」というようなことを話していた。
なるほどなと思った。
僕が昨年辺りからショスタコーヴィチをよく聴くようになったのは単に生誕何周年とかといったことだけではなく、心の奥底にある反発心のようなものがショスタコーヴィチの音楽に共感を示しているのかなと思った。
歳をとったから特に感じるのかもしれないが、最近明るいニュースもないし、決していい時代ではないよな、と感じることが多いし。
こういう今の時代だからこそ聴かれるべき音楽なのかなと、ちょっと思った。

で演奏会はというと、すごくよかった。ありきたりな感想だけど。
でもやっぱり日本のオーケストラは音がぬるい。でもそれなりにすごい音出てた。
特に打楽器は頑張っていたな。
この間のサンクトペテルブルク交響楽団と比べては悪いが、機能性は高くても底力みたいなものがない。あと真面目なんですね、きっと。優等生的な演奏をする。

でも来週も行く。
このプロジェクトは本当に素晴らしいと思う。
昭和の香りのする日比谷公会堂もいいし、この季節、日比谷公園を散歩するのもなかなかいい。

井上道義/ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト

11月11日(日)15時開演
日比谷公会堂

ショスタコーヴィチ:
交響曲第10番ホ短調作品93
交響曲第13番変ロ短調作品113

バス:セルゲイ・アレクサーシキン
合唱:東京オペラシンガース
管弦楽:サンクトペテルブルク・アカデミー交響楽団
指揮:井上道義

久々に更新。
すっかり忘れていた、この「井上道義/ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト」。
土曜の夜に急に気になって調べたら、明日の日曜がサンクトペテルブルクのオケのプログラム最終日。
その日の夜、会社の人の結婚式の披露宴の予定が入っていたが、何とか間に合うだろうということで当日券を購入、聴くことができた。セーフ・・。

会場は日比谷公会堂。初めて足を運んだが古くて趣のある建物。
このホールは戦前に建てられ、ショスタコーヴィチの日本初演の多くをこのホールでやっている。
内部は思ったよりも狭く、今回の2F席からでもオケが間近だ(上の写真)。
面白いのがステージの両サイドの大道具の搬入口だろうか、シャッターがむき出しになっているところ。
それから普段は暗幕でも垂れ下がっているのだろうか、ステージ天井裏へ続く階段が少し見えていたりなんともショスタコ的アングラな感じが良い。
指揮者の井上道義さんのサイトで書かれていたが、2F席の方が直接的ないい音がするとのこと。
実際、残響はほぼゼロながらとても楽しむことができた。

で、今日のオケ、サンクトペテルブルク・アカデミー交響楽団。
1昨年前の暮れにチャイコフスキーのバレエ曲をドミトリエフの指揮で聴いた。
その日雪で楽器の運搬が送れるというトラブルでほぼリハーサルなしという状況での演奏を聴いたのだが、このオケのレベルの高さには驚かされた。
今回も素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
1週間で8曲の交響曲を演奏するというかなり強引なプログラムだが、しっかりとした力強いショスタコだった。

前にも思ったのだが、このオケは弦がすごい。
ザラッとした渋い音がする。特にチェロとコントラバスは重量級でものすごい音がする。
いつも気になるホルンだが、今回はほぼノンヴィブラート。
だがほのぐらいややささくれ気味のバリバリした音は健在。
間違いなくロシアのオケであった。
13番「バビ・ヤール」のバリトンのセルゲイ・アレクサーシキンも素晴らしかった。
日比谷公会堂のようなこんなに狭い残響ゼロのホールで聴けるショスタコは貴重だ。

マリーザ・モンチ来日公演

5月30日(水)
オーチャードホール(渋谷)
19:00開演

マリーザ・モンチ。今のブラジルを代表する歌姫。ブラジルに限らず世界的に人気があるアーティスト。

僕はブラジル音楽がとても好きなのだが実はマリーザ・モンチはほとんど聴いたことがなかった。
今回の来日公演に際して「ようやくまた来ますね」とか「バックミュージシャンがすごいらしい」などという周りの人が興奮気味に話すのを聞いているうちに、これは聴いておかなければと思いチケットを購入。

公演間近にチケットを購入したのでS席は購入できなかったが3Fバルコニー席の1列目をゲット。
実際に座ってみるとステージからも意外と近く、見下ろす感じになるがなかなか良い席。
会場内は徐々に人が増えはじめワサワサとしてくる。それから異常に外国人が多い。

会場が真っ暗になり、いよいよ公演スタート。
真っ暗の会場にアコギを中心とした演奏がはじまり、マリーザが歌いはじめた。
艶っぽい張りのあるすごくいい声だ。でもまだ会場は真っ暗。
1コーラス歌いきったあたりで、マリーザにスポットライトがあたった。
どっと会場が湧く。そしてマリーザを中心としたバンドを包み込むようにライトがあたる。

とにかく声が素晴らしかった。やっぱり生で聴くのがいい。
パフォーマンスもよかった。会場の皆と盛り上がろうと踊るマリーザ。
マリーザはすらっと背が高くて、愛嬌があってとても可愛い人だった。
バンドも素晴らしかったな。すごく変わった編成。
ガット&アコースティック・ギター、カヴァキーニョ、ベース、パーカッション&ドラム、Fender Rhodes&アナログシンセ、とここまではわりと普通。
でステージ1列目にチェロ、ファゴット、トランペット、ヴァイオリン(各1名)が並ぶ。
ファゴットがいるというのがユニーク。やわらかいまるっこい音色が意外にもバンドサウンドに溶けこんでいた。
妥協のない必要最小限の楽器でオーケストラを再現という感じ。

カヴァキーニョの音が可愛くて印象的だった。
この楽器、いつの日か弾いてみたいと思った。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 5/5(土)


ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007
~民族のハーモニー~
5月5日(土)東京国際フォーラム ホール A

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
(pf:ボリス・ベレゾフスキー)
ムソルグスキー:交響詩「禿げ山の一夜」
ボロディン:
交響詩「中央アジアの草原にて」

ドミトリー・リス(指揮)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

2日のラフマニノフに続いて本日はボリス・ベレゾフスキーのピアノによる「パガニーニの主題による狂詩曲」。
オケも先日に引き続きリス&ウラル・フィル。
ホールはジョアン・ジルベルトのライヴで何度も足を運んだ東京国際フォーラム ホール A。
5000人収容できる大規模な多目的ホールだから音の期待はできない・・。
と思ったのだが、今日はホールとオーケストラについて新しい発見があった。

まず、ホールAについて。
思っていたよりも聴けた。少なくともホールCよりは。もちろん良くはなかったけどそれほど悪くはないかも。
渋谷のオーチャードホールに近いようなスカスカ感、中高域がシャリシャリ気味になるのは池袋の芸劇っぽいような。
ウラル・フィルについては先日「特徴の無い音」と書いたがちょっと違うかもしれない。
先日は7列目という前の方の席で第1ヴァイオリンの真ん前で聴いていたために全体の音が聴けなかった。
今日は2Fの中央の席で全体のブレンドされた音が聴けた。
今日感じたことを順にあげると、金管楽器はやっぱりノンヴィブラートなのだが音色がほのぐらいまるっこい音色。
木管楽器はオケの中で一番元気で明るい音色、ホルンのほのぐらい音色との相性がすごくいい。
弦楽セクションは線が細いがトーンとしてはやっぱりほの暗い音色。
ということで総合すると「ほの暗い音色」=「ロシアオケの基本トーン」ということなのかな?
ちょっと違うような気もするが、「特徴の無い音」ではない。
1000人ぐらい収容の小規模な室内楽をやるような、それでいて響きの良いホールでこのオケの演奏を聴いてみたいと思った。

で、メインのベレゾフスキーのラフマニノフだが洗練された現代的な(?)演奏だったと思う。
有名な第18変奏の部分も美しかった!この部分リスのタクト、リズムの揺らし方も良かった。
ムソルグスキーの交響詩「禿げ山の一夜」では、このロシアオケの底力を見せつけられるのでは?とちょっと期待をしたがいわゆる一般的な演奏だった。ホールのせいなのかわからないが音色がローカロリーな感じ。

展示ホール

ストラヴィンスキー:バレエ曲「春の祭典」
高関健(指揮)
桐朋学園大学オーケストラ

上に書いたラフマニノフを聴いた後、すぐに駆けつけたが2部の後半を演奏中。
ハルサイ(=春の祭典)といえば原始的なリズムと変拍子の連続、大暴れする打楽器群、吠えまくる金管楽器といった超難曲。
20世紀の管弦楽作品の中でも最重要作品とされるストラヴィンスキーの代表作だ。
実演に接するのは初めてだったが、さすが音大オケ、力強い素晴らしい演奏でした。
最後の「生贄の踊り」パーカッション、金管セクションの強奏には久しぶりに鳥肌が立った。
そうそうパーカッションは全員女性でしたね。
今日の一番の収穫はこの「ハルサイ」が聴けたこと、かな。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 5/6(日)


ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007
~民族のハーモニー~

5月6日(日)東京国際フォーラム ホール A

フォーレ:レクイエム作品48

アナ・キンタンシュ(ソプラノ)
ピーター・ハーヴィー(バリトン)
ローザンヌ声楽アンサンブル
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ミシェル・コルボ(指揮)

ガブリエル・フォーレ(1845-1924)はフランスを代表する作曲家。
宗教音楽学校で学んだ後、教会のオルガニストなどをしながら作曲活動をした。
宗教音楽というととても固い感じがするが、フォーレの作風は決して古典に偏った形式や和声を持つものではなく、フランスの作曲家らしい色彩を含んだ和声や意外性を含んだ転調、調性などが多くみられる。
また、宗教音楽家らしい禁欲的ともいえる抑制された音楽の流れから開放へ向かう、というような独特の音世界があるように思う。

この「レクイエム」はフォーレの代表作だ。
モーツァルトの「レクイエム」の重々しいイメージとダブって敬遠しがちだったが、このフォーレのレクイエムは「・・死に対する恐怖感を表現したもので はないといわれており、中にはこの曲を死の子守唄と呼んだ人もいた。・・・私には死はそのようにかんじられるのであり・・・永遠の至福と喜びに満ちた開放 感にほかならない。・・」(※)と本人が語ったというようにみずみずしい開放的な音楽が展開される。
楽器編成は合唱、ソプラノ独唱、バリトン独唱、トランペット、トロンボーン、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、ティンパニ、オルガン。
木管楽器のない小編成のオーケストラだがそこをまるっこいオルガンの音が埋めている感じでとてもユニーク。

演奏は、82歳の名匠コルボ氏。
途中、涙が出そうになるほど美しく感動的な音楽だった。

(※)コルボ/ベルン交響楽団/フォーレ:レクイエム 解説より

5月6日(日)東京国際フォーラム ホール A

ラヴェル : バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)

フアンホ・メナ(指揮)
晋友会合唱団
ビルバオ交響楽団

「ダフニスとクロエ」。ラヴェルの代表作品。
合唱と大編成オケによる大曲。そうそう聴けるものではないのですごく楽しみにしていた。

スペインのバスク地方の街、ビルバオ市のビルバオ交響楽団も初めて。
現代的な音のするオーケストラだったが期待していた通り、ちょっとラテンの響きもするオーケストラだった。
ホルンの音色が少し太く低い感じでオーケストラ全体の音色を艶っぽく引き立てるような。
同じホールでもウラル・フィルとは響き方が(オケの編成・人数の違いもあるが)違った。
リズムはどうなんだろう?ちょうどシエスタの時間だったし気乗りしてなかったのか?
最後のバッカナールは盛り上がった。
充分楽しめた。

5月6日(日)東京国際フォーラム 展示ホール

ストラヴィンスキー:バレエ曲「春の祭典」
高関健(指揮)
桐朋学園大学オーケストラ

昨日、第2部の最後の部分だけだったがとても素晴らしい演奏だったので、本日は全部聴きたくて再び会場へ。
場所も昨日よりもいい場所で聴くことができた。
音楽大学のオーケストラってスゴいなと思った。
若い人たちの集中力、瞬発力はプロのオーケストラからはなかなか聴くことができないものなのかもしれない。
とても感動した、鳥肌がたった、ブラヴォー!!

ドミトリー・リス(指揮)ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007
~民族のハーモニー~
5月2日(水)東京国際フォーラム ホール C

ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調作品27
ドミトリー・リス(指揮)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

今年で3度目の開催となる音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへ出かけた。
この音楽祭は初めて。過去2度の音楽祭はそれぞれモーツァルト、ベードーヴェンと作曲家をテーマに開催していたためあまり興味が持てなかった。
今年はテーマが ~民族のハーモニー~ということでいろんな作曲家の作品を世界のオーケストラ、アーティストが演奏する。
公演プログラムもロシア、フランス、スペイン、北欧などの作曲家の作品など、音楽祭が行われる5日間にまとめて聴くことができる。
その中で、僕は本日のラフマニノフの「交響曲第2番」、少し間をおいて5日のラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」、6日のフォーレの「レクイエム」、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」の4公演のチケットを購入。
1公演あたりチケット料金も2000円程でお手軽だ。

で、本日のラフマニノフ、交響曲第2番。
ドミトリー・リス&ウラル・フィルというのは、ここ最近メジャー・レーベルからCDを発売しておりよく目にするようになったコンビ。
ウラル・フィルというのはロシアのウラル山脈の麓の街、エカテリンブルクという工業都市のオケだという。
いわゆる「ロシアの地方オケ」という意味ではどんな音がするのかとても興味があった。

演奏はとてもすばらしく、うまいオーケストラだった。
「地方オケ」なんて言い方がとても失礼な感じがするほど。
指揮者のリスも第1楽章から早めのテンポで小気味よく聴かせていく感じ。
とても見通しの良い、わかりやすいラフ2でした。
第3楽章のホルンのややほの暗い音色と木管セクションの音色がうまくブレンドされるあたりが特に素晴らしかった。
オーケストラ全体の音色としては特徴はない感じ。毎度ロシアオケに期待する金管セクションのビブラートもほぼゼロ。
何の情報もなしに聴いたらロシアのオーケストラだとは思わないかもしれない。それぐらい洗練された音色のする団体でした。
個人的には、もっとやんちゃな感じのするロシアオケを期待していたかも。
ちょっと1杯ひかっけて来ちゃいましたって感じの赤ら顔したでっぷりしたおっさんがトランペットかかえて出てくる、みたいな(笑)

それから国際フォーラムって何度か他のライヴで聴きに来てはいるけどクラシックはすこし厳しいかもしれません。
ホール Cでも響かない。結構デッドでドライな感じの音色。

レニングラード国立歌劇場管弦楽団 演奏会

11月25日(土)東京オペラシティ タケミツメモリアル

ハチャトゥリアン:バレエ組曲「ガイーヌ」より
導入部、子守歌、バラの乙女の踊り、剣の舞、レスギンカ
ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」から ダッタン人の踊り
チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調作品36

アンドレイ・アニハーノフ(指揮)
レニングラード国立歌劇場管弦楽団
(ムソルグスキー記念サンクトペテルブルク国立アカデミー・オペラ・バレエ劇場管弦楽団)

昨日のサンクトペテルブルク・フィルに続き、本日も同じサンクトペテルブルクのオーケストラ、レニングラード国立歌劇場管弦楽団(正式名称はムソルグスキー記念サンクトペテルブルク国立アカデミー・オペラ・バレエ劇場管弦楽団)の演奏会へ出かけた。
2日間連続でロシアの同じ街の2つのオーケストラが聴けるなんてとても贅沢。

このオーケストラを聴くのは2度目。
一度目は2003年の来日時で2大ピアノ協奏曲というタイトルでラフマニノフとチャイコフスキーのピアノ協奏曲を聴いた。ウラジミール・ミシュクというピアニストのバックを務めた時だ。
この時の印象は、協奏曲の伴奏ということもあるのかもしれないがわりと、落ち着いた少し地味な感じのオケだなと思った。でもロシア的な音はしていてオーケストラのプログラムを聴きたいなと思っていた。
今日のプログラムは「聴け!怒濤のロシア音楽!」というすごいタイトルがついている。
やはりバレエやオペラが得意ということなのだろう、とても楽しみ。

ハチャトゥリアンのバレエ組曲をはじめとした前半のプログラムからして、結構メリハリのある聴いていて楽しくなる演奏。
金管楽器は鳴っているのだが、前になかなか出てこず、でもある場面でいきなり前に飛び出してくるといった傾向は他のロシアオケでも聴いた経験があるのだが、これはロシアオケの特徴なのだろうか?
特にホルンはそういう傾向が強いような気がした。今回ヴィブラートはほとんど聴く事ができなかったのだが、うわずったようなすこしこもった音や、バリっと割った強奏部分からロシアオケを感じる事ができた。
個人的にはもっとやんちゃな演奏でもいいかなと。
「レスギンカ」なんかもっと大暴れするかと思ったがわりと普通だった。
93年に聴いたのフェドセーエフ/モスクワ放送響の「レスギンカ」があまりに強烈だったせいか。

後半のチャイコフスキーの交響曲第4番も良かった。
いきなり第1楽章の出だしのところでコンタクトレンズがずれるという個人的トラブルに見舞われたが、急遽眼鏡にチェンジなんとかコンサートに集中。(もう絶対コンタクトしてコンサートはいかない)
全体的にはオーソドックスな演奏だったが逆にそれがとても良かったかも。
個人的にはとても満足。
やっぱり聞き慣れている好きな曲をコンサートで聴くのが一番いいのかも。

ちょっと気になったのは、昨日のサンクトペテルブルク・フィルといい今日のレニングラード国立といい、ロシアっぽさが薄くなっているような気がする。
もちろん団員の世代交代はあるかもしれないが、ロシア独特の奏法は指揮者アニハーノフのヘアスタイル「アフロヘア」同様、変える事なく是非残してもらいたい、冗談でなくマジで。

最近の流行なのか何なのかわからんが、何でも均一化、スマートに現代的にというのはどうも好きになれない。

今日の座席。ほぼオケの真上から聴く状態たっだが、音も良く、視覚的にも楽しめた。

サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団 演奏会

11月24日(金)サントリーホール

リムスキー=コルサコフ:
歌劇「見えざる街キーテジと聖女フェヴリーニャの物語」序曲
ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調作品77
(Vn:ワディム・レーピン)
交響曲第13番変ロ短調作品113「バビ・ヤール」
(Bariton:セルゲイ・レイフェルクス 合唱:東京オペラシンガース)

ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団

昨年末にきいたサンクトペテルブルク交響楽団と同じ、サンクトペテルブルク・フィルハーモニーに所属している第1オケでその昔、巨匠ムラヴィンスキーが指揮したオーケストラである。
その後、音はだいぶ変わったようだが、実演は初めてなのでとても楽しみ。

この公演のチケット購入後は、演奏曲目がショスタコの「バビ・ヤール」ということで、きっちり予習をしてこのコンサートを楽しんでやろうと結構頑張っていろんな演奏を聴いた。
ハイティンク/ロンドン・フィル盤、ロジェストヴェンスキー/ソビエト文化省響、コンドラシン/モスクワ・フィル(1967年と1962年)、コンドラシン/バイエルン放送響。
ほとんど交響曲全集で購入したので結構な出費だったが、ショスタコーヴィチの作品で新たに好きになった曲があったりとても良かった。
ヴァイオリン協奏曲第1番などこの手の曲の中では、結構小難しい部類に入る曲だと思うが好きな曲になった。

最近、興味半分、そして出費を抑えるという事もあるがわざとステージ脇の席を取ったりしているのだが、今日の席は結構厳しかったかも。
ステージ向かって左側、下手のステージ脇の2階席。
先日のモスクワ放送交響楽団の時はステージ真後ろの席であったがまだ音は良かった。
今日は何だかワンワンと音が回ってしまっているようでちょっと聴きづらかったのが残念。

そんな席での感想だが、このオーケストラの技術力の高さは充分にわかった。
とても太い、少しざらついた感じの最近のCDでも聴くことのできるあの音だった。
コントラバスの豊かな低音が他のオケとは明らかに違うなあと思った。
金管楽器に関しては、やっぱりほの暗い感じのバリっとした音なのだが、結構普通な感じ。
ロシア臭さみたいなものはあまり感じられなかった。
もともと他のロシアオケとは異質な感じの音がする団体だがよりスマートな音になってしまった感じがした。
そういう意味では、もう一つのサンクトペテルブルク響(第2オケ)の方が好きかも。

演奏の方は、レーピンのヴァイオリンの超絶的なテクニックにはビックリ。
第3楽章のカデンツァからもの凄く早いテンポで一気に弾きまくった第4楽章はスゴかった。
テミルカーノフの「バビ・ヤール」も全体的に早めのテンポで、とても引き締まった感じの演奏だった。
オケとバリトン独唱と合唱。やっぱ実演はすごいな。

明日はアニハーノフ指揮のレニングラード国立歌劇場管弦楽団の演奏会。
2日連チャンでサンクトペテルブルクの2つのオケがきけるなんて、ちょっと贅沢だな。

ジョアン・ジルベルト、3度目の来日公演 11月9日

11月9日(木)
東京国際フォーラム ホールA
18:00開場 19:00開演

ジョアン・ジルベルト、3度目の来日公演、最終日の11月9日の公演へ出かけた。
2003年の初来日と2004年の公演へも足を運んだが、この2回の公演も素晴らしいものだった。
それを再び聴くことができる!なんて幸せなんだろう。
日本人でよかった!

ということで、今回は座席も奮発して「ミラクルシート」購入。
座席は1階3列36番と37番。
会場に入ってみて自分たちの座席まで来た時、思わず家人と顔を見合わせてしまった。
ステージほぼ中央でジョアンが座る椅子がすぐそこに見える。
すごい席だ!こんなに間近でジョアンの演奏を聴くことができる。
嬉しい反面、こんないい席で聴かせてもらっていいのだろうか?
なんて思ってしまった。

開演時間19時になってもみんなわさわさと出歩いている。
3度目ともなると慣れたもんである。
19時40分、「只今ジョアンがホテルを出たとの連絡がありました」とのアナウンス。
皆笑って拍手。これも3度目、お約束。
開演のアナウンス。そして客席のライトが落ちた。
なんかものすごい緊張。
20時4分、ジョアンがステージに現れた!
拍手。ジョアン・ジルベルトが目の前に!しかもこんなに近くに。
椅子に座ると何も言わずに演奏をはじめた。

演奏がはじまって改めて感じたのは、ジョアンの声とギターによる音楽はとても繊細であり、音量自体の幅もとても広いということ。
だから必然的にじっと耳をそばだてて聴きいることになる。
今回も会場の空気は最初ピーンと張りつめた状態になった。
でも曲が進むにつれ徐々に親密な空気になっていく。
そして今回は「Pra Que Discutir Com Madame ?」を歌っている時に最後の部分でコードを間違えるというハプニングが。
弾き終えて拍手の後、もう一度、間違えた箇所を弾き直して、客席をみてジョアンがニコリと微笑んだ。
その瞬間、会場はドッとわいてみんな拍手。そして会場はとてもあたたかい雰囲気に。
それだけではなくライブ中盤「O Pato」では、あまりにノリノリで歌っていたため、終わる直前で眼鏡がズレてしまい、眼鏡を直してジャジャジャーンと弾き終えて、照れくさそうに笑ったりというハプニングもあった。
そしてそして、最後の「Garota de Ipanema」を歌い始めてまもなく鼻先までズレた眼鏡を途中、「エヘン、失礼」といったお茶目な表情をして、眼鏡を直して演奏再開など。

全32曲、とても素晴らしい声とギターだった。
過去2回の公演では見ることができなかった、ジョアンの素敵な笑顔を見ることができたし。

それから席からジョアンのギターを弾く指の動きなども見ることができとても貴重な体験をできた。
コード・チェンジをする時にでるガット・ギター独特の「キュキュッ」という音(僕はこの音、すごく好きだが)これがとても少ないこと、
コードの音が濁るということもほとんどないこと、そして右手親指のベース音も単調でなくコントロールされていることなど、すごいなーと思った。
それからやっぱり、サンバを弾いたときのグルーヴ感、小節を感じさせない歌(メロディー)ののせ方はきっと誰も真似はできないだろう。
1年前からボッサ・ギター(←ボサノヴァのまねごと)を初めたこともあって今回の公演は、前回2回の見方と明らかに違った。
そして心から楽しむことができた。
ほんとによかった!

当日会場でCD、Tシャツなど販売されていた。
毎回買っているのだが、今回は黒のジョアンTシャツを購入。
そして会場内でJobimの伝記と楽譜がセットになった「Cancioneiro Jobim」という直輸入本が売られていた。
サンプルを見て、あまりに奇麗な楽譜と本であったため、ちょっと迷ったが購入。
僕にとっては非常に高額な出費となったが・・。

↓僕の座席から終演直後、ステージを撮影。
みんなつい先ほどまでジョアンが演奏していたステージを近くで観ようと、集まってきていた。

ロジェストヴェンスキー&読響のショスタコーヴィチ

10月8日(日)東京芸術劇場大ホール(池袋)

ショスタコーヴィチ:
交響曲第1番へ短調作品10
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調作品77
バレエ音楽「ボルト」作品27から

アレクサンドル・ロジェストヴェンスキー(Vn)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
読売日本交響楽団

今年はショスタコーヴィチ生誕100年、ということでライブやCDショップなどではちょっとした盛り上がりを見せているようだ。コンサートもとても多い。
そんな中、旧ソ連を代表する指揮者ロジェストヴェンスキーの指揮でショスタコが聴ける!ということで出かけてきた。ロシア音楽好きの間ではかなり知られた指揮者でCDの名盤も多い人。
人によって好き嫌いはかなりあるみたいだが。

本日のプログラムでは交響曲を楽しみにしていたのだが、意外にもヴァイオリン協奏曲が素晴らしかった。
このヴァイオリン協奏曲第1番は、曲全体が厳しく重苦しいムードの漂う曲。
しかし、ソリストのアレクサンドル・ロジェストヴェンスキーのヴァイオリンが素晴らしかった。
とても繊細で表情豊かな音を出す人だなと思った。
指揮者のロジェストヴェンスキーさんの息子さんなのだが、最後の一音を振り終わった後、父親のロジェヴェンさんが「やるじゃないか!我が息子よ!」って感じでタクトで譜面台をパシパシと叩きながら嬉しそうにしていたのがとても印象的だった。

そしてこのコンサートの最後のプログラムがバレエ音楽「ボルト」から3曲。
演奏される機会が少ない珍しい曲のようだ。
これが非常にわかりやすいメロディアスな楽曲。
少しおどけたような曲調なのだが、指揮者のロジェヴェンさんも表情豊かにユーモアたっぷりに指揮をしていた。
前にこのブログに書いたが、ショスタコの音楽は比較的難しく厳しい曲調の曲が多いのだが、こういったわかりやすい曲も沢山書いているのだ。そうそう、映画音楽なんかも書いてるんだった。

ということでここのところ、ショスタコのCDを買いあさっている。
来月はサンクトペテルブルク・フィルの交響曲第13番「バビ・ヤール」の演奏会もあるし、しばらくはショスタコづけになりそう。

ジョアン・ジルベルトのチケット

気がつけば9月、月日の経過はホントに早い・・。
今朝、宅急便の人が先日申し込んだジョアン・ジルベルトの11月の来日公演のチケットを届けてくれた。
今回で3回目の来日公演で僕も3度目なのだが、今回はちょっと奮発して「ミラクル・シート」という席を購入!
「ミラクル・シート」とは、ステージの前1~4列までの席。
今まで、米粒ぐらいの大きさでしか見られなかったジョアンの姿をオペラグラスで見ていた。
でもギターも練習し始めた訳だし、ボサノヴァの神様のプレイを目の前で見られるというのなら、これは何にも代え難い機会だ。

ということでチケットの座席を見てみると「R2扉1階3列○○番」と印字されている!
最初から1~4列目の席とはわかっていてもステージの脇の方じゃないのか?とかいろいろ考えてしまう。
そんなこともなく、ほぼ中央の位置。よかった、よかった。

それにしても今回の公演タイトル「JOAO GILBERTO THE BOSSA NOVA ~最後の奇跡~」
この「~最後の奇跡~」の「最後の」って何だ?
気に入らない・・。
招聘先はいろいろと考えて付けたようだが、使うべき言葉じゃないですよねー。
成功させなきゃってのはわかるけどさ。
なんだかなあ。。

ジョアン・ジルベルト、3度目の来日公演決定!


ボサノヴァの神様、ジョアン・ジルベルトの3度目の来日公演が決定した!

2003年9月と2004年10月の2度の来日から2年ぶりだ。
以前に2度あることは3度ある! などどこのブログに書いたが、ホントにそうなった!
過去の2回の公演に足を運んでいるが、またあの声とギターが聴けるのかと思うとものすごく楽しみだ。公演日程は下記の通り。

11月4日(土)開場16:00/開演17:00東京国際フォーラム ホールA
11月5日(日)開場16:00/開演17:00東京国際フォーラム ホールA
11月8日(水)開場18:00/開演19:00東京国際フォーラム ホールA
11月9日(木)開場18:00/開演19:00東京国際フォーラム ホールA

全日程聴きに行きたいがさすがにそういう訳にもいかず。
いつにしようかな。迷うなあ。

チャイコフスキー記念ボリショイ交響楽団(モスクワ放送交響楽団)

5月21日(日)サントリーホール

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
チャイコフスキー:弦楽セレナードハ長調
チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」

デニス・マツーエフ(ピアノ)
ウラジミール・フェドセーエフ(指揮)
チャイコフスキー記念アカデミーボリショイ交響楽団(モスクワ放送交響楽団)

久しぶりにクラシックのコンサートへ行ってきた。
昨年末のサンクトペテルブルク交響楽団以来。

大好きなロシアのオーケストラということでとても楽しみにしていた。
このオケを聴くのは2度目で前回は1991年に来日した時で僕は学生で札幌にいた頃。
この時に聴いたのは、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とR.コルサコフのシェヘラザードとボロディンのだったん人の踊り。
でも印象に残っているのはアンコールで演奏されたハチャトゥリアンのガイーヌの中のレズギンカという曲。
後で知ったのだが、このオーケストラの「十八番」で、どうだ!これがロシアの音楽だ!といわんばかりの爆発的なパワー全開の演奏だった。

あれから15年、月日が経過するのは早いなーと最近つくづく感じる。
会場に入ってステージを見ると一番上の写真の通り、弦バスが一番後ろに一列に並んでる。これって19世紀のスタイルなんですかね。
オケがどんな鳴り方をするのかとても楽しみ。
で今回の僕の席からの写真。オーケストラの真後ろです。
目の前にはティンパニ等打楽器群が。

演奏はとても満足のできる素晴らしいものでした。
特にラフマニノフのピアノ協奏曲第3番はよかった。
ピアノのデニス・マツーエフさんのテクニックはものすごいです。
まだ30歳ぐらいなんですが、力強い男っぽいラフマニノフでした。

それからちょうど僕の目の前はホルンだったのですが、ロシアオケ独特のビブラートのかかった美しい音色を近くではっきり聴く事ができました。1stの奏者の方を後ろからじーっと見ちゃいましたがね、いやー職人って感じの巧さでした。

弦楽セレナードもよかったですが、最後の序曲「1812年」もすごかった。
最後の方は目の前の打楽器群が大暴れでティンパニ、大太鼓をおもいっきりぶっ叩いてました。
あとこの曲には教会の鐘の音が登場するんですが、大小4つの鐘を最初ハンマーで叩いてましたがそのうち4本のヒモを引いてカラカラ鳴らしてました。
この席は視覚的にもとても楽しめました。

INONNO/Toy Toy

アイヌの民族楽器「トンコリ」という弦楽器を弾くToyToy(トイトイ)というアーティストのCD。
先日、学生時代からの先輩でもある知人の音楽プロデューサー&エンジニアがToyToyさんと埼玉へ北海道からはるばるライブをしにくるというので行ってきた。
そこでは生の実演を聴く事ができたのだが、これはその時に購入したもの。

まず、トンコリという楽器がコレ。
5本の弦が張られており、チューニングがなされており弾く時はオープンコード(開放弦)のみ。
フレットを押さえるといったことはほとんどなく、アルペジオが中心。
弦は日本の琴や通常のナイロン弦が張ってあるそうだ。
楽器のサイズによって音の高さが微妙に異なるという非常にシンプルな様で複雑そうな楽器。

音色はというと、僕はもっと民族楽器的な音がするのかな?と思っていたのだが、意外に素直な音色。
張ってある弦の関係もあるのかもしれないけど、 いわゆる一般的な西洋の楽器とはまた違う、すごく温かみのある親しみやすい音だ。

さて、音楽はというと、これもまたとても素直に耳にはいってくるものだった。
編成はToy Toyさんの唄とトンコリ、通常のガット・ギターによるシンプルなアンサンブルなのだが、トンコリのオープンコードのアルペジオにガット・ギターが絡んでくるものや、もっとシンプルなトンコリと手拍子、ムックリによる民族的なものなど。
ライブは音楽だけでなくご自身アイヌであるToyToyさんの貴重なお話、
そして踊りなど非常に興味深かった。

で、このCDだが、とにかく聴いていて気持ちのよい音楽が詰まっている。
トンコリのミニマムミュージックばりに繰り返されるアルペジオを聴いているだけでも、
とても心地よい。(Track 1,5,10)

それからトンコリという楽器の可能性を追求するかの如く、
CDならではの実験的な要素が多くありとても面白い。(Track 2など)
トンコリが奏でる音はオープンコード(解放の音)のみというところがポイントなのかな。
ガット・ギターが奏でるコードに対してトンコリの音は一定で、
時に非常に複雑なテンション・ノートになったり、非常にスリリングな音楽が展開されている。
民族楽器=民族音楽という図式に留まらないToy Toyさんの音楽スタイルも魅力的。

サンクトペテルブルク交響楽団演奏会

今日はロシアのサンクトペテルブルク交響楽団(アレクサンドル・ドミトリエフ指揮)の演奏会に行ってきた。
会場は東京オペラシティ・コンサートホール:タケミツメモリアル。
当初の14時開演予定が、雪の影響で前の公演会場から楽器の運搬が間に合わず急遽19時開演へ変更。
で19時過ぎにようやく会場に入れたが、既にオーケストラはステージにおり、リハーサルらしきことをしていたようだが、多分ホントにギリギリで音だしぐらいしか出来てないような慌ただしい雰囲気。

本日のプログラムはチャイコフスキーの3大バレエ「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」から名曲選。
演奏はこんなバタバタした状況の中でも素晴らしかったです。
わりとオーソドックスな演奏でしたが、音はしっかりロシアの音。
金管セクションの、ややのっぺりした吹き方は他の国のオケでは聴くことができない貴重なもの。
ただ今日の席は舞台上手の2Fバルコニー(ステージの真横で指揮者の顔が見える)席だったので音のバランスが悪かった。
でもチューバの音が直撃だったりホルンはおもいっきりベル側(後ろ)で音が聴けたり普段観ることの出来ないステージ側からの指揮姿が観られたり非常に楽しめた。
あと指揮者のドミトリエフ氏はもう70歳ぐらいだけど白髪で背が高くスラッとしていて格好良かったな。

もう一度じっくり聴いてみたいオケでした。

キエフ国立フィルハーモニー交響楽団

今日久しぶりにクラシックのコンサートに行ってきた。
ウクライナ(キエフ)国立フィルハーモニー交響楽団。指揮、ニコライ・ジャジューラ。初来日。
で、曲目はというと、なんと11/21(月)から本日23日(水)まででチャイコフスキーの全交響曲(全6曲)全ピアノ協奏曲(3曲)をすべて演奏するというもの。
場所はすみだトリフォニーホール。
本日の最終日のプログラムは交響曲第3番「ポーランド」、第6番「悲愴」、ピアノ協奏曲第3番。

演奏は素晴らしかったと思います。ホルンの甘い音色が少しロシアのオーケストラを思わせ、木管楽器の音色も明るく暖かい音色。ローカル色の強いオーケストラかな。
「ポーランド」の第3楽章、「悲愴」の第4楽章など印象的でした。
やっぱ生のオーケストラはいいなって思いました。

ジョアン・ジルベルト、3度目の来日公演

いよいよ昨日11月4日より、ジョアン・ジルベルト3度目の来日公演がはじまった!
昨日は家人の知り合いが、地方から今回の公演を聴くために我が家に来ていた。
で、昨日ミラクルシートでしかも1列目で聴いてきたそうだ。

例によって約1時間遅れでスタート、約30曲を2時間かけて歌った。
開演直前、ステージにはまだセッティングがされておらず、
ジョアン到着後に椅子がでてきてマイクのセッティングが行われたそう。
ってことは会場でリハをやっていないということ・・!?
3度目の来日でジョアンも日本のスタッフをすっかり信頼しきっているということなのかな。

アンコールでは、ジョアンにしては珍しく笑顔で客席を見ながら歌うなんて場面もあったそう。
あと初日ならではの緊張感がなんともいえずよかったとも。

TOP

iTunesで試聴してみる