昔のアナログレコードは再生されるべき周波数特性カーブがあるということ

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ここ数年毎日のようにアナログレコードを聴き続けてきたのだが、先日「合研LAB」さんの「周波数特性可変の」フォノイコライザーというものを購入した。
数ヶ月あれやこれや聴いてみてようやく最近になってわかってきたことを書いておくことにする。
いまさらな感じはするが、結論を最初に言ってしまうと、昔のアナログレコード(特に外盤)は再生されるべき周波数特性カーブを、盤によっては変える必要があるということだ。
当たり前の話なのかもしれないが、国内の一般的な機器でレコードを聴いていると意外と気がつかないのではないかと思う。
あくまでも「昔の」(1980年代頃までにプレスされた)そして主に「海外でプレスされた」レコードの場合についてだが。

アナログレコードの「周波数特性カーブとは何ぞや?」ということだが、簡単にいうと
レコードの溝には、音の情報を低域を減衰させて高域を強調させて刻まれている都合上、再生時はフォノイコライザーアンプで音を平坦な音に戻す必要がある。
その戻すときの調整(イコライジング)する波形を周波数特性カーブという。

そもそものきっかけは、古いDECCAのアルバムはDECCA推奨の周波数特性ffrrカーブで聴くと自然な再生音になるという話をネット上で読んだこと。
そして何よりも、手持ちのレコードで違和感のある音がするレコードが結構あったことだ。
調べていくと、周波数カーブにはffrrの他に、AESカーブ、Columbiaカーブ、NABカーブなどいろいろあるということもわかり、合研LABさんのアンプにも出会えたわけだ。機器はRIAAなのに、レコードが違うカーブだったら正しい音で再生されないのではないか?

ということで、実際に合研LABさんのフォノイコライザーを使用して手持ちのレコードを聴いてみた。
僕が購入した機器は合研LABのGK05CR (EQ for MM)というステレオに対応した特注モデルで、周波数特性はAES/RIAA/Columbia/FFRRの4種のカーブに対応しているもの。

いろいろ聴いた中でまず、英国DECCA1958年録音の超名盤、ペーター・マーク指揮ロンドン交響楽団によるメンデルスゾーンのスコットランド交響曲。
DECCAのオリジナル盤はなかなかの高額で入手も難しく、手元にあるのは1970年代の米国LONDONの廉価盤シリーズのもの。
廉価盤とはいえ、盤は英国DECCAプレスである。
最初聴いたときは、低域が膨よかで高域はほとんど強調されない分やっぱり廉価盤だから?とか、録音が古いからなのかという印象。
が、ffrrカーブでの再生音はというと、音場が左右に広がり奥行きが出て各楽器の分離がよくなりオーケストラに近づいた感じ。
高域が強調されることにより弦や木管が艶っぽく響き、低域が和らぎ奥行きが出たことにより、今までぼやっと聴こえていたコントラバスも左奥に蠢く固まりとして見えだすなど立体感がうまれ、なるほどこれは名録音だと納得がいった。
こうなってくると全く別のソースを聴いている感じで音楽への集中度も変わってくる。

逆に少し戸惑ったのは、旧東ドイツのレコードレーベル「ETERNA」のサヴァリッシュのシューマンだ。
これはCDの音が気に入らなくて再びレコードを始めるきっかとなったレコードでもある。
ようやく入手したETERNAのレコードを最初聴いたときの印象は、噂どおり英国EMI盤より音像が近くて驚いたが、正直音質に関してはザラついた質感の響きでCDと大差ない印象だった。
がこれも、最初ヨーロッパで多いと言われるNABカーブ(この機器だとColumbiaカーブに相当)かと思いきや、聞き込んでいるうちに最近ではこれはffrrカーブではないかと思っている。
シュターツカペレ・ドレスデンのいぶし銀といわれる響きがバランスよく自然に鳴り響く。
納得のいく音に近づけたようで、ようやくこのレコードを気持ちよい音で聴くことができるようになった。

1950年代、世界の周波数特性カーブは各国バラバラだったのだが、1960年頃にRIAA カーブに統一されたというのが一般的な話。
僕がレコードをよく聴いた1980年代のオーディオ機器はほとんどRIAAカーブを採用していたらしい。
あの当時、グラフィック・イコライザーが流行っていたのは、これら事情も関係していたのかもしれない。

非常にリーズナブルな価格でこういった機材を提供してくださる「合研LAB」さんには本当に感謝である。
通常ではこうした周波数可変のフォノイコライザー機器は最低でもウン十万円はするものがほとんどではないか。
それがほんの数万円で手に入るのだから。
これはクラシックのレコードに限ったことではなくロックやポップスのレコードにも言えることで、今後少しずつ書いていこうと思う。

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廉価盤 米国LONDONのTreasuryシリーズのマークのスコットランドのジャケ。

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その内袋。1970年代のレコードと思われるがffrrと耳のマーク。

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こちらは、1966年英国廉価盤のラベル。上部にFULL FREQUENCY RANGE RECORDING(ffrr)の文字。
こっちのレコードは、より細部がはっきりした素晴らしい音がする。
(2017/5/30追記)後日、改めて聴いてみたが、こちらは細部がはっきりしたというよりは、中域から低域にかけての音の広がりがより膨よかでオーケストラの音像がより大きく響く。機器の接続をオヤイデの電源タップに変えてしばらくたってからの再試聴。より音の差がはっきりしたように感じた。

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そして、サヴァリッシュのシューマン。
このレコードはETERNA盤を黒青合わせて4組ほど、英国EMI2組、独ELECTROLA盤も2組、SUPRAPHONE盤、国内盤などを聴いてみた。
こちらはまた別の機会にまとめてみようと思う。

8/28 オーケストラ・ダヴァーイ 第10回演奏会

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スヴィリードフ:「時よ、前進!」
ポポフ:交響曲第1番作品7
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調作品93

オーケストラ・ダヴァーイ
指揮:森口真司

2016.8.28(Sun)13:30
すみだトリフォニーホール大ホール

久しぶりにオーケストラ・ダヴァーイの演奏会に出かけた。
ポポフの交響曲第1番をアマチュア日本初演!
ほんの数週間前にに飯森範親&東京交響楽団が日本初演していたそうだが、ここ最近ロシア音楽から遠ざかっていたこともありうっかりしていた。
おそらく生で聴ける機会はこれを逃したらほぼ無いだろう。
「ロシアン・アヴァンギャルド」といわれるだけあってこのポポフの交響曲はちょっと手強い。
ライヴだと音のカオス状態になりかねないような爆音と音形の連続。
だが、ダヴァーイの演奏はそんなこともなく、むしろこういう響きなのかとか、ここはこうなってんのか、など見通しの良い演奏だったと思う。
アマ・オケながら音楽に対する真摯な姿勢にはいつも心打たれる。

11/29 オッコ・カム & ラハティ交響楽団 演奏会

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2015年11月29日(日)東京オペラシティ タケミツメモリアル
生誕150年記念シベリウス交響曲サイクル(最終日)

シベリウス:
交響曲第5番変ホ長調作品82
交響曲第6番ニ短調作品104
交響曲第7番ハ長調作品105

オッコ・カム:指揮
ラハティ交響楽団

11/3のリントゥ&フィンランド放送交響楽団につづき、フィンランドのラハティ交響楽団を聴きいた。
ラハティ交響楽団は90年代に指揮者オスモ・ヴァンスカのもとスウェーデンのBISレーベルへのシベリウスのヴァイオリン協奏曲のレコーディングが特に印象に残っている。
当時全く無名のオーケストラだったが北欧の田舎町のオーケストラということでどんな音色をもった団体なのかとても興味深く聴いたのを思い出す。
その後、シベリウスの交響曲チクルスでも来日しているが、その当時の私はまだシベリウスの音楽にそれほど心酔していなかった。
交響曲は1番から3番までしか聴き進められなかったのだが、それが数年前にカラヤンの指揮するフィルハーモニア管弦楽団による「第5番」のモノラル盤アナログ・ディスクがきっかけだった。
第3楽章ラストのクライマックスを初めて聴いた時の衝撃といったら!
この後しばらくして「6番」「7番」はわりとすんなり自分の中に入ってきた。
北の自然を感じさせる固く険しい楽想、それとは裏腹な暖かい自然の温もりを感じさせる楽想、そして我々日本人が聴いても懐かしい気持ちになる独特の節回し、これらが瞬間瞬間で切り替わっていく。
「5番」を聴いてシベリウスの音楽の魅力に一気に開眼した。

一度実演で聴きたいと思っていたのだが、この日は「5番」から「7番」まで一気に聴ける貴重な機会となった。
交響曲サイクル最終日ということもあってホールはほぼ満席。
「5番」冒頭の日の出の瞬間をとらえたようなホルンからシルバートーンのシベリウスサウンドが広がる。
透き通るような弦のトレモロや柔らかい木管の響きなど明らかに他のオーケストラとは異なる魅力的な音色をもっている。
オッコ・カムの棒はヴァンスカとは異なり自然な音作りを感じさせるものだった。
第3楽章ラストもカラヤンやバーンスタインのようなマッシブさはないが大仰な感じのない大らかな音楽。
比較的編成の小さいオーケストラから、宇宙を感じさせるような雄大な音楽が展開されるのは、やはりシベリウスのスコアが緻密に計算されたものになっているからなんだろう。
休憩を挟んでの「6番」「7番」も素晴らしく、とても満たされた気持ちになった。
アンコールの後も会場の拍手はなかなか鳴り止まなかった。

さて、このブログ「琴線音楽」も10年。
その間、震災など様々なことがあり私の身の回りの状況、そして自分自身も以前とは変わった。
「琴線に触れる音楽」という右脳的感覚は変わることはないが、単なる快楽主義的嗜好から自分の中にも変化を感じている。
シベリウスの音楽との体験もきっと単なる偶然ではなく、自分の心の状態と関係しているように思う。

ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送交響楽団演奏会

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2015年11月3日(火祝)14:00〜グランシップ中ホール(静岡市)

ハンヌ・リントゥ:指揮
フィンランド放送交響楽団
諏訪内晶子(vn)

〜シベリウス生誕150年記念〜
シベリウス:
交響詩「フィンランディア」作品26
ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
交響曲第2番ニ長調作品43

グランシップ中ホールで初めてオーケストラの演奏を聴く。
非常に立派な堂々としたシベリウスだった。
やはりフィンランドのオーケストラで聴くシベリウスは格別だ。
北欧のオーケストラの特徴というべきいぶし銀のような金管楽器群の響き、ややほの暗い響きの木管群、そして少しざらついた弦楽器群といったまさに銀色のシベリウスサウンド。
ホルンの音色がやや明るい分全体的に重くならない外向きな感じの音。
諏訪内晶子さんのヴァイオリンも大変な熱演でこのシベリウスの難曲を見事に弾ききっていた。

会場はほぼ満席。この中ホールは1000席ほどでコンサートホールの規模からするとやや小さくアーティストとの距離は近い。
そのわりに小さな音が聴きにくく強奏時のアンサンブルは混濁する。
日比谷公会堂のようなほとんど残響がないわりに聴きやすいホールなどもあるので反射板等での調整をしてはどうだろうかと感じた。

2015/5/31 ウラジーミル・フェドセーエフ&チャイコフスキー記念ボリショイ交響楽団(モスクワ放送交響楽団)演奏会

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2015年5月31日(日)18:00〜 サントリーホール

ウラジーミル・フェドセーエフ:指揮
チャイコフスキー記念ボリショイ交響楽団

〜生誕175年記念チャイコフスキー・プログラム〜
チャイコフスキー(ガウク:編曲):四季 作品37b〜4月、6月、10月、12月
チャイコフスキー:クリスマスツリー(バレエ曲「くるみ割り人形」作品71a)
—休憩—
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調作品64
—アンコール—
チャイコフスキー:バレエ曲「眠りの森の美女」パノラマ
チャイコフスキー:「雪姫」道化師の踊り
ハチャトゥリアン:バレエ曲「ガイーヌ」レズギンカ
チャイコフスキー:バレエ曲「白鳥の湖」スペインの踊り

前回2013年から3年ぶりの来日公演へ出かけた。日本ツアーの最終日。

「四季」の「4月」冒頭のバイオリンと木管の裏打ち、続くチェロとコントラバスのピチカートのそれぞれの楽器の倍音が重なってホールに響く。
芸術監督・首席指揮者のフェドセーエフ氏が今年の2月にご病気をされたという記事がネット上にあったが、お元気そうなな指揮姿を拝見できて一安心。
このオーケストラのややザラつきのある弦の音は大好きだ。かつては氷のような冷たく鋭い金管とカミソリのような弦楽が特徴のオーケストラであったが私はその名残り(伝統)だと思っている。そしてこのガウク編曲のオケ版「四季」で大活躍だったのは意外にも木管楽器。アンサンブルが大変素晴らしかった。
続く「くるみ割り人形」でもチャイコフスキーのチャーミングな木管パートが際立っていた。私の座った席がステージ下手だったせいもあるかもしれない。

後半のメインプログラムはフェドセーエフお得意の交響曲第5番。この曲は2009年の公演時にもここサントリーホールで聴いている。早めのテンポで進め歌うべきところでグッとテンポを落とすスタイルは基本的に変わっていないが、オーケストラの音色にロシアっぽさが復活しているようで大変な名演であった。
特に第2楽章が素晴らしかった。有名なホルンソロであるが、今回もやや篭った仄暗い音色でビブラートをかける伝統的なスタイルで演奏されている。恐らくもうこのオーケストラでしか聴くことができないのではなかろうか。このソロは2名の奏者で吹き分けたりする場合があるが一人で全部吹ききっていた。
前回フェドセーエフの第5番の印象を「淡麗辛口」と書いたが今回の演奏を聴いて言葉足らずだと感じた。今回の演奏を聴いて世代交代などで音色が不安定な時期から安定期〜成熟期に入って音色や演奏に厚みや深みが出てきているのではないかと思った。あくまでも個人的な感想だが。

交響曲第5番はブラヴォーの嵐で拍手が鳴りやまない。その後アンコールを4曲。
そしてなんと、このオーケストラの十八番であるハチャトゥリアンの「ガイーヌ〜レズギンカ」が聴けるとは思わなかった!もちろんサモイロフさんの独壇場でもう言うことなし。
オーケストラの団員さんがはけた後も、拍手が鳴りやまずフェドセーエフさんは何度もステージにお出になられていた。
何度聴いてもまた聴きたくなる、そして何よりも楽しいのである。こういうオーケストラは世界を探しても他にないと思う。

楽器配置は左右に第1、2ヴァイオリン(両翼配置)、真ん中左にチェロ、右にヴィオラ。前回までは最後列に一列に並んでいたコントラバスは左奥に2列に配置。その前に、ハープとチェレスタ。ステージ中央の木管は1列目左からフルート、オーボエ、2列目左からクラリネット、ファゴット。金管はその後ろに一列、左からトランペット、トロンボーン、中央にチューバ、打楽器(グロッケンシュピール、ティンパニ、シンバル、グランカッサ)。ステージ左最後列にホルン。

プレヴィン&LSOのラフ2をアナログLPで聴いて思ったこと

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ラフマニノフ:交響曲第2番 完全版
アンドレ・プレヴィン:指揮
ロンドン交響楽団
(1973年録音 英EMI ASD 2889)

このレコードでの音の印象は低音がずっしりと響いていて聴こえるべき音が自然に鳴っている感じ。ロンドン交響楽団の少し仄暗いトーンと重厚な響きがきっちりととらえられている。弦も決してささくれ立っていないし弦バスやチューバも生々しく豊かに響く。左奥にはティンパニもちゃんと見える。オーケストラが一体となった時の音楽のうねりまで伝わってくる。
それに対してCDの音は音像が遠くて高域から低域までがまんべんなく聴き取れるが細くて平面的だ。

CDで音楽を聴き始めて何年か経過したころにうすうす感じてはいたのだが、特に1950年代から1970年代に録音されたものはレコードの方がより自然で音楽的に鳴るものが多く存在するように思う。特に古い録音テープにはヒスノイズや高音のザラつきや歪みがある。当時の録音エンジニアやカッティングエンジニアは録音技術の限界というものをちゃんと理解していて、そういうことを全て織り込み済みで最善の形でレコードにしているように思う。如何に音楽的に本物らしく演奏家の息づかいや音楽のグルーヴを聴かせるか?そこにこだわったのではないだろうか。

あと、私がレコードを聴いていた1980年代の国内プレスレコードは外盤にくらべて音に格段の差がある。当時買ったレコードといわゆる外盤を聴き比べるのはある意味面白いがショックも大きい。特にクレンペラーの名盤などは当時外盤で聴いてていたら印象がずいぶん違っていただろうにと、本当に残念に思う。

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Esa Dia Va A Llegar / Agustin Pereyra LucenaのオリジナルLP

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ついに昨年2014年は一度も更新をせずに過ぎてしまった。
止まってしまいそうなブログだがまたぼちぼち書いていこうと思う。

昨年は結構な量のレコードを買い込んで聴いた。昨年はほとんどそれしかしていないぐらいで、ある意味これは病気というか中毒ですね。
そんな中での収穫の一つとしてアグスチン・ペレイラ・ルセーナの名盤「Esa Dia Va A Llegar」のアルゼンチンオリジナルLP(cabal LPN-11005)を入手できたこと。
このアルバムは以前ここで書いたように本当に素晴らしくて私のお気に入りの一つです。ジャケはいわゆるGatefoldという見開きですが薄くてペラペラしています。内側の若きアグスチンの姿がカッコイイです。ヴァイナルもわりとペラペラですが音は海外盤のレコードの特徴ともいえるナチュラルな低中域で各楽器の分離がよいとても聴きやすく生き生きしたサウンドです。すぐにCDと比較したくなるのですが、その差も歴然でやっぱりレコードが瑞々しくていい。いちいちレコードで何度も聴いてやろうかと思います。

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The Astrud Gilberto Album (1965)

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アストラッド・ジルベルトの1965年のアルバム”The Astrud Gilberto Album with Antonio Carlos Jobim“を当時のUSオリジナル盤で聴く。
手元にあるのはステレオ盤で盤面に”VAN GELDER”のスタンプが押されたレコードだ。
名エンジニア、ルディ・ヴァン・ゲルダーの手によってカッティングされたメタルマスターを元にプレスされたレコードであるということで一般的に音が良いと言われている。
ここ20年ぐらいずっとCDを中心に聴き続けてきた耳でレコードを聴きなおしているが、このレコード聴くことによってレコードというソースをもっと早くに見直すべきだったということを確信するに至った。少し大げさかもしれないが・・。
CDが悪いとは思わないし、CD時代のアルバムなどで素晴らしいCDはたくさんあるが、レコードの時代の音楽はレコードで聴くのがベストなんじゃないかなと。
ヴァン・ゲルダーのようにレコードのカッティングにまでこだわって作ったレコードはやっぱり素晴らしいものが多い。
アナログレコードに刻まれたアストラッドのヴォーカルは思っていたよりも輪郭がはっきりしていて太いし、マーティ・ペイチのオーケストラやジョビンのギターもより自然に響いている気がする。
もしかしたら、今まで聴いてきた他のアルバムも印象がまるで違う、なんてこともあるんじゃないかと思ってしまう。
念のため、あくまでも僕の個人的見解なんですけどね。

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GETZ / GILBERTO (1963)

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GETZ / GILBERTO 」を1963 年USオリジナル盤で聴く。
1曲目「イパネマの娘」出だしの「D♭69 / A♭」のボワッとした仄暗いコードとジョアンのスキャットはこれぞボサノヴァといった趣だ。
2コーラスめでアストラッド・ジルベルトが歌いだすとガラッと雰囲気が変わるのも面白い。
僕がアルバムの中で一番好きな曲は3曲目のアリ・バホーゾの「Pra Machuchar Meu Coracao」。
ぼそっと歌い始める感じがすごくよくてメロディーも切なくてとてもきれいだ。
「ヂザフィナード」でひっくり返してB面、「Corcovard」「So Danco Samba」「Vivo Sonhando」など名曲の歴史的セッションが続く。
ジョアンとアストラッドのいい意味での脱力系のヴォーカルに対してやや暑苦しい節回しのスタン・ゲッツのサックスとの対比も面白い。
若い頃は、スタン・ゲッツが吹き出すと思わず笑ってしまったが、今は不思議としっくりくる。

聴いているのはSTEREO盤なのだが、やっぱりCDに比べて音の輪郭がはっきりしているように感じる。
僕の手持ちのCD(314 521 414-2)と明らかに違うのはベースの定位だ。
CDではRチャン後方から全体にボワッと広がるように鳴っているのだが、このレコードではLチャンに振られている。
Lチャンにミルトンのドラムスとベース、センターにジョアンのヴォーカルとスタン・ゲッツのサックス、Rチャンからアストラット・ジルベルトのヴォーカル、ジョアンのギターとジョビンのピアノの配置。

でもボサノヴァとかジャズはレコードで聞くのがいい。
今からちょうど50年前の1963年のレコードだからチリパチの量も他のレコードより少し多めなのだが不思議と音楽の邪魔にならない。
家人がレコードを聴きながら「雨が降っているみたいね」と言った。

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Antonio Carlos Jobim / A Certain Mr. Jobim (1967)

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ドイツ人名アレンジャー、クラウス・オガーマンによるオーケストラ・アレンジとジョビンの英語ヴォーカルが楽しめるこの季節にぴったりの一枚。
1曲目の「Bonita」から疾走するボッサ・ギターとドン・ウン・ロマンのリムショットとスネアのコンビネーション、そしてオガーマンのストリングス、フルートをはじめとするオーケストラアレンジがカッコよすぎてため息がでる。
この頃のレコーディング・セッションの写真にはスタジオでジョビンがギターを持って写っているものが多い。
アルバムのライナーにもジョビンがRomeo di Giorgioを持ってスタジオ入りしたといった記述があるので、おそらくこのアルバムではジョビンがギターを弾いているのだろう。
「デザフィナード」「サーフボード」「Outra Vez」「Estrada do Sol」「黒と白の肖像」などメロディアスな名曲がズラリと並んでいる。
この後あのCTIの名盤「Wave」へと続くのだが、僕はこっちの方が好きかもしれない。

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ちなみにこちらは、1981年の米リマスター盤LP。
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聴き比べてみてすぐにわかるのはドラムのリム、スネアの音がクリアになっていること。
音楽の素晴らしさは十分に伝わってくるし、全然悪くないが音がクリアに整理されている感じがする。
何度も聴いているうちにオリジナル盤にある音のくぐもりは、単に当時の機材に起因するものではないような気がしてきた。

11/17 ヴォロディミール・シレンコ指揮 ウクライナ国立交響楽団

11月17日(土)東京オペラシティタケミツメモリアル

チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」

ウラジミール・ミシュク(ピアノ)
ヴォロディミール・シレンコ(指揮)
ウクライナ国立交響楽団(キエフ国立交響楽団)

ついに「あのカリンニコフのオケ」が来日した!?
Naxosレーベルでロングセラーとなった「カリンニコフ:交響曲第1番&第2番」のあのオーケストラではないのか?
招聘先のサイトやフライヤーでのオケの日本語名が「キエフ国立交響楽団」と記載されているが、英語名は「The National Symphony Orchestra of Ukraine」となっている。
オーケストラの公式サイトも「The National Symphony Orchestra of Ukraine」と表記されていてプロフィールなどを比較しても現在の音楽監督はシレンコ氏になっているし、設立や歴代の指揮者の名前も一致している。
サイトのディスコグラフィに「カリンニコフ:交響曲第1番&第2番」が掲載されているから間違いないだろう。

演奏は非常に立派で素晴らしかった。
ウクライナのオーケストラの特徴は、明るく柔らかい音色である。
ロシアのオケとは大らかさの部分では共通しているが、モスクワのオケに共通する爆演系の演奏スタイルとは無縁のようなきがする。
以前にキエフ・フィルを実演で、そしてCDでウクライナ国立響やオデッサ・フィルを聴いて感じた個人的な感想ではあるが・・。

今回このオーケストラを実際に聴いて思ったのは意外に金管楽器が力強くバランスよく鳴らす ことと、そして木管楽器の音が大きいこと。
金管楽器はチューバやバス・トロンボーンの低音が強く、中域5本のホルン、そしてトップのトランペットもバランスよく鳴っていた。
なので思っていた以上に現代的な響きのするオーケストラだった。
特にオーケストラの音色の要ともいえる5本のホルンがとてもよかった。
ロシアのオーケストラとはまた違った明るく伸びやかな音色で、「悲愴」の第4楽章の終わりのゲシュトップ(ビーンという金属音)なんかも非常に特徴的な音色だった。
いずれにしても、ウクライナの伝統的な音色を保持した素晴らしいオーケストラであることにはちがいない。

指揮者のシレンコ氏も、指揮ぶり音楽ともにスマートで近現代ものを得意としていそうに感じた。
名前をYouTubeで検索するといろいろ出てくる。
マーラーやショスタコーヴィチの交響曲、ウクライナの現代の作曲家スタンコヴィッチ本人の前でコンチェルトを演奏する映像など。
今度はショスタコーヴィチやマーラーなんかを聴いてみたい。
ご本人のサイトのレパートリーの中にあるオネゲル「典礼風」 も是非聴いてみたい。

そしてミシュクのラフ2。
今まで聴いた中で最も遅いテンポで始まり、途中止まってしまうのではないか?というぐらいのタメが印象的。
アンコールのチャイコフスキーの「四季〜10月」も たっぷりと間合いをとった演奏で、この曲は何度聴いても泣けてくる心に染み入る曲だ。

10/13 チャイコフスキー記念ボリショイ交響楽団(モスクワ放送交響楽団)

10月13日(土)鎌倉芸術館 大ホール

ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」

小山実稚恵(ピアノ)
ウラジミール・フェドセーエフ(指揮)
チャイコフスキー記念アカデミーボリショイ交響楽団モスクワ放送交響楽団

前回の2009年の来日からオーケストラとの来日はおそらく3年ぶり。
その来日公演の初日、鎌倉芸術館で聴く。

1曲目のヴォカリーズ。
このオーケストラの独特の弦の音色を楽しめた。
聴く度に少しずつ音がまろやかになっているような印象はあるが、やはり少しざらついた感じのほのぐらい音色は変わっていない。

2曲目の小山実稚恵さんのピアノによるラフマニノフの3番のコンチェルト。
6年前の来日時に聴いた同曲、デニス・マツーエフの力強い硬質な演奏とはまた違ったタイプの演奏。
音量・リズムなどの表現の幅がおおきく非常にダイナミックな音楽づくりだ。
第3楽章も半ばにさしかかろうというところでオーケストラの集中力も一気に高まりスリリングかつ白熱した演奏だった。

後半の「悲愴」は少し早めのテンポで一気に聴かせるといったフェドセーエフの音楽づくり特徴がとても良く出た快演だったと思う。
音楽は自然に流れ奇をてらったようなところはないが、オーケストラが一体となったときに生まれる音の大きなうねりにはいつも圧倒させられる。
特に第4楽章での弦の音色、金管楽器のほの暗い響きはこのオーケストラならではのもの。
ホルンのヴィブラートはほとんど聴かれなかったがテヌート気味に吹く奏法は今も残っている。
最後の銅鑼がやや強めに打たれたのが印象的で曲により一層の深みを与えていたように感じられた。
アンコールはお得意のスヴィリードフ「吹雪〜 Echoes Of The Waltz」とチャイコフスキー「白鳥の湖〜スペインの踊り」。
「スペインの踊り」でのサモイロフさんのタンバリンが聴けたのが嬉しかった。

楽器配置は左右対向配置の第1第2ヴァイオリン、センター右にチェロ、左にヴィオラ、最後列に9台のコントラバスずらりと並べるというスタイルで演奏される。
こいういう他のオーケストラではなかなか見られない楽器配置もとても興味深く、やっぱりフェドセーエフとこのオーケストラは何度聴いてもいい。
今回鎌倉芸術館は初めてで、3階席の中央で聴いたのだがとても聴きやすいホールだった。

Sebastiao Tapajos; Brasil/El Arte de la Guitarra

セバスチャン・タバジョスの1971年ブエノス・アイレス録音のアルバム
僕はてっきりアルゼンチンのギタリストだと思い込んでいたのだが、活動の拠点がアルゼンチンだったようで生まれはブラジルのギタリストとのことだった。
先月出かけたライブ「 カエターノ・ヴェローゾ&バーデン・パウエルを歌う」でギタリストの中西さんがタバジョスの曲を1曲 お弾きになられたのを聴いてからアルバムを聴いてみたいと思っていた。
ちょっとのぞい中古ショップで840円でゲット、非常についている。

バーデン・パウエル、ヴィニシウス、A.バホーゾ、A.ジョビン、E.ナザレー、そしてタバジョスのオリジナルなどアルバムのタイトル通りブラジル名曲選的な内容。
ヴィニシウスの「ユリディスのワルツ」も入っている。
70年代のバーデンもそうだがギターのカラカラした音色がいい。

Rodolfo Alchourron / Sanata Y Clarificacion(ロドルフォ・アルチョウロン/サナタ・イ・クラリフィカシオン)

先日の「 カエターノ・ヴェローゾ&バーデン・パウエルを歌う」ライブの翌日、セバスチャン・タパジョスのCDを探しに寄ったCDショップの「Argentin」の棚でみつけた一枚。
Rodolfo Alchourron / Sanata Y Clarificacionvol.1&2」 アルゼンチン出身のギタリスト、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサーのロドルフォ・アルチョウロン(1934 – 1999)の70年代の1stと2ndの2 in 1リイシュー盤。

ジャズ・ロック〜サイケデリック、ジャズ・ファンク〜ラウンジ、ブラジルなどいろんな要素が入り交じった独特の世界。
全体的に本人のギターはわりと控えめで、曲、そしてアレンジがカッコいい。
スネアのゴースト・ノートとおかずが決まりまくるドラムスとピッキング中心のエレキ・ベースが心地よく、これだけ聴いてても楽しめる。
オルガンやホーン、フルートなどもjazzyですごくお洒落なつくり。

カエターノ・ヴェローゾ&バーデン・パウエルを歌う

2012年7月15日(日)渋谷 Barquinho 20:00〜
山本のりこ(vo,g)
中西文彦(g)

3連休に久しぶりにライブを聴きに都内へ。
昨年の夏の「 カエターノ・ヴェローゾ&バーデン・パウエルを歌う」を聴き逃したので今回のvol.2が聴けてとてもラッキーだった。
前半後半でバーデンを5曲、カエターノ8曲+アンコール1曲。
中西さんのソロでセバスチャン・タパジョス1曲、ヴィニシウス1曲と全部で16曲、すごかった。
山本のりこさんのヴォーカルとギターを久々に聴いてやっぱりいいなあ、と。
そして中西文彦さんのガットギターも素晴らしかったがテレキャスにワウやトレモロをかませた空間的なプレイも印象的だった。
久々に大満足な1日、いやーよかった。

カエターノでも買おうとCDショップを覗くが、何故か買うのを先延ばしにしていたベト・ゲヂス「Amor de Indio」「Sol de Primavera」2 in1が目につき購入。

サヴァリッシュのシューマン交響曲全集

シューマン(1810-1856)
交響曲第1番変ロ長調 op.38『春』
交響曲第2番ハ長調 op.61
交響曲第3番変ホ長調 op.97『ライン』
交響曲第4番ニ短調 op.120
序曲、スケルツォとフィナーレ op.52

ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
(録音:1973年)

中古CDショップでサヴァリッシュ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(SKD)の名盤「シューマン:交響曲全集」を購入。

といっても1番と4番、2番と3番それぞれ別々でジャケットに指揮者のサヴァリッシュが写っているいわゆる旧盤(1988年digital remastering)、赤いプラケースが懐かしい。
最近購入した現行のマスタリング盤の音が僕の耳には馴染まないというか聴きにくく感じていて、大好きな全集なのにほとんど聴いていなかった。
で、たまたま中古CDショップで見つけたので買ってみた。

こちらの方が、断然聴きやすい。
音の分離がよくて、ティンパニもアタック音だけでなく音に厚みがあるし、いぶし銀といわれたSKDの響きを楽しむのには十分な音だと思った。

さすがに40年も前の録音だがらそれなりの音ではありますけど。
当時のアナログ盤お持ちの方は、それがベストでしょう。あたりまえか。。
最新リマスタリングとか新しいものがいいとは限りませんね。

 

カルロス・アギーレ(Carlos Aguirre Grupo / Rojo)

カルロス・アギーレの2004年作品「赤」。
昨年初めて聴いた「クリーム」(2000年)「紫」(2008年)に続いて入手。
このアルバムもアートワークが凝っていて真ん中の丸い白いクラフト紙は糸で結ばれている。
その中に描かれているイラストは手書き。
CDのプラスティックケースの中には、葉っぱ(種子)が2枚入っている。
クラフト紙の匂いがまたなんともいえずいい、聴く前から何だか楽しくなってくる。

音楽もやっぱりいい。気持ちがほぐれる。
独特の和声と節回しが癖になって聴けば聴くほどにハマっていくのだ。
最近新しいアルバムがでたのだが、1枚1枚とても味わい深いので既発の作品を聴いてからにしようかと。

バッハの鍵盤協奏曲(Bach : Keyboad Concerto Glenn Gould, Simone Dinnerstein )

バッハ:ピアノ協奏曲第3番 第5番 第7番
グレン・グールド(ピアノ)
ウラジーミル・ゴルシュマン(指揮)
コロンビア交響楽団

バッハ:ピアノ協奏曲第5番 第1番、イギリス組曲第3番、他
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
シュターツカペレ・ベルリン室内管弦楽団

最近この2枚を交互に聴いている。
今年の後半はなぜだかよくわからないがバッハをよく聴いた。
今年の前半、集中的に聴いていたバーデン・パウエルがバッハをよく聴いていて、その作品にも少なからず影響があるという話を聞いたことがある。
もしかしたら関係があるのかもしれない。

ピアノ協奏曲第5番の聴きくらべが楽しい。
グールドの楽曲の構築性をはっきりと打ち出す直線的でリズミカルな演奏に対して、ディナースタインの演奏はリズミックな部分としなやかさが共存したバッハである。
一聴したところ対照的な演奏なように感じられるが、バッハの音楽を耳にやさしく楽しませてくれる点では共通していてどちらもとても好きな演奏だ。

Baden Powell / Images on Guitar(バーデン・パウエル/イメージズ・オン・ギター)

バーデン・パウエル(1937-2000)。ブラジルが生んだ孤高のギターリスト、コンポーザー。
ここのところよく聴いているのだが明日9月26日はちょうど命日にあたる。

ボサノヴァという音楽の存在を知ったのとほぼ同じタイミングで初期の傑作「ア・ヴォンタージ」を聴いた。
超絶的技巧を駆使した「イパネマの娘」や「ビリンバウ」「コンソラソン」などブラジル音楽の奥深さみないなものを感じてショックを受けたのを憶えている。

イメージズ・オン・ギター」は1971年のアルバムで60年代のバーデンよりも演奏スタイルが少し落ち着いてきた頃の作品といわれているが、バーデン特有の節回しやフレージングなどをじっくり聴くことができるアルバムだと思う。
1曲目の「Ate eu」は女性ヴォーカルとバーデンのスキャットによる哀愁漂うナンバー。
このアルバムに漂う独特の雰囲気を印象づける1曲。
2曲目の「Petite Waltz」はアフロ・サンバ調の高速ワルツ。途中テンポがガラッと変わるところがいい。
5曲目の「Blues a volonte」もバーデンと女性のスキャットの掛け合い、そしてBluesyなギターは超カッコいい。
他にも聴きどころはあるのだが、やっぱりはずせないのがバーデンお得意の哀愁のナンバー「Sentimentos」。
「O Astronauta」や「Tempo Feliz」と同じラインの曲だと思うがとても好きな曲。
アグスチン・ペレイラ・ルセーナの「Despues De Las Seis」なんかもこの辺りのバーデンの作品にインスパイアされて作られた曲ではないだろうか。

It’s A Hard Life/QUEEN(永遠の誓い)

Googleのトップがすんごいことになっていた!ので更新。
今日は故フレディ・マーキュリーの65歳のお誕生日だったのか。

僕の洋楽初体験はおそらくQUEEN。
中学生の頃、仲の良かった友達のF君のことを思い出す。
F君には当時高校生のお兄さんがいてQUEENとかKISSのアルバムがあって、お兄さんがいない時に二人でこっそり聴いていたのだ。
その中でとても気に入った曲が「永遠の誓い」(It’s A Hard Life)だった。
歌詞なんかはわからず聴いていたが、メロディの美しさとドラマチックなアレンジがとても気に入っていた。
特に2コーラス目が終わってGuitar Soloに入る前の少し静かになるところ。
ベートーヴェンのソナタのようなピアノにギターがユニゾンで絡んでくる4小節がたまらなく好きで何度も聴いたのを憶えている。
やっぱフレディの曲は最高だ。
今聴いてもすごくいい、熱くなってくるぜ。

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